新日本100名山 ドンデン山
2010年5月4日 待望の花の名山、佐渡・ドンデン山に行きました。この変わった名前は、『押されて平らになった・・喉ぼとけのような・・』という意味があるようだ。一つのピークではなく、尻立山(しりたてやま)をはじめとする、ドンデン高原と呼ばれる一帯を指す。S字型をした佐渡の北側・大佐渡山脈の主峰・金北山のさらに北部にある。広葉樹の木々が新緑の葉を茂らせる少し前、早春花と言われる花々(カタクリ・オオミスミソウなど)が、林下に大急ぎで咲き誇る。日本一のカタクリ群生・シラネアオイ群生・エンレイソウの群生!初めて訪れる佐渡は、期待通りの花見物でした。

新日本100名山。 (尻立山)940m
広々としたドンデン高原から、尻立山を遠望。 13:23


アオネバ・・文字通り、上部の峠近くには、青くて滑りやすい地質なのだ。 登山口に着くまでの道沿いに、すでにキケマンが一面黄色で、自己主張! ニリンソウ!エンレイソウ!ヒトリシズカも!今回の歩きで出合った花は、22種類。 登山口では大柄で葉・花を茂らせていたが、歩くにつれ、(わずかな高度なのに)だんだん小粒に変化していく。不思議! 不思議といえば・・・あのエンレイソウは、花咲くまでに『なんと、15年余も経過』 しているのだそうな!(ので・・延齢草・・エンレイソウ)
ドンデン山:地図
新潟港を振り返る
(佐渡汽船フェリーから) 6:14
うっすらと佐渡の島影が・・・ 
(佐渡汽船フェリーから) 7:53
《山の花 ミヤマキケマン》 
(アオネバ登山口下の道沿い) 9:05
アオネバ渓谷・登山口 説明 9:11
《山の花 オオタチツボスミレ》
(アオネバ登山口すぐ) 9:20
《山の花 ヒトリシズカ》 
(アオネバ登山口すぐ) 9:21
水川内沢に沿って登っていく。
道沿いには、エンレイソウが一杯 9:26
《山の花 ニリンソウ》
(アオネバ渓谷。 道沿い) 9:28
《山の花 ミヤマカタバミ》 
(アオネバ渓谷。 道沿い) 9:33
《山の花 エゾエンゴサク》 9:37
《山の花 シラネアオイ》 (おぉ〜。日本固有種。
7500万年生きつづける。上品な美しさ) 9:38
《山の花 ネコノメソウ》
(ユキノシタ科) 9:42
《山の花 フクジュソウ》 
(おぉ、フクジュソウだ!) 9:45
高度を上げるにつれ、葉を落とした木々の下に、
小さな早春花が多くなる 9:50
《山の花 エンレイソウ》 
開花まで15年!(良く見ると、かわいい) 9:50
アオネバ峠まで、中間点 9:51


中間点を過ぎ、高度が上がってくると、現れた〜! オオミスミソウ(ユキワリソウ)だ。雪国を代表する美花。特徴ある三角おにぎりの葉を持つも、深紅・紅・紫・ピンク・白と、千変万化の花色! 楽しい。 カタクリも、小さくなって群生! 峠手前の雪渓端に、ザゼンソウを見つけた!  峠で昼食後、付近をカタクリ探検。大群生を見つけた。このカタクリも、花が開くまでに、8年。1年目は、写真のように、細く小さくひょろひょろ
面白い顔!
《山の花 カタクリ》 9:53
花々を撮りながら・・登っていく 
(手前は、シラネアオイ) 9:53
《山の花 シラネアオイ》 
(日本一と称される群生) 10:02
少量の沢周りに、
ニリンソウ・エンレイソウが群生 10:06
《山の花 カタクリ》 
(ここの葉には、斑がない) 10:30
オオミスミソウ(ユキワリソウ)
カタクリが咲き乱れます 10:35
《山の花 オオミスミソウ(ユキワリソウ)》 
(きれい!ピンク) 10:36
《山の花 オオミスミソウ(ユキワリソウ)》
 (きれい! ホワイト) 10:37
《山の花 オオミスミソウ(ユキワリソウ)》
(きれい!薄紫) 10:42
《山の花 キクザキイチゲ》
(むらさき色!) 11:05
青ネバ渓谷を、アオネバ十字路に向かって登っていく。 雪が残っている 11:06
もうすぐ、アオネバ十字路に
到着のもよう 11:14
《山の花 ザゼンソウ》
(やっと見つけた!ご対面) 11:16
アオネバ十字路で、昼食休憩
11:34
アオネバ十字路から、
“カタクリの宝庫”へむかう 11:51
《山の花 カタクリ》 
(これが、カタクリ1年目!) 11:58
“カタクリの宝庫”だ! 雑木林の下に大群生!
(きれい!) 11:59


 峠から、尾根道を雪歩き。金北縦走路入口の佐渡縦貫道に出る。 少し歩いて右手の山側へ。ここにもあった!オオミスミソウ・カタクリ。 ミズバショウの咲く湿原をぐるり歩く道端には、アマナの花。 ひろびろとした芝地が見えてくる。ドンデン高原だ。 尻立山との分岐に荷物を置き、反対側の芝尻山に、文字通り “高原散歩”だ。元は、放牧場だったので、ひろびろ。眼下には、日本海・両津港が一望・・のはずだったが、霞んで見えにくい。風が出てきた。 芝尻山には、三角点。なんと、明治31年・御(測?)料局と書かれている。 芝尻山から、尻立山を仰ぎながら、もとの分岐へ
雪の残る縦走路を、
ドンデン高原に向かう 12:14
金北縦走路・入口へ到〜着
12:26
金北縦走路入口から、ドンデン高原に向かう。 12:32
林道に積もった雪が解けて壁に。
フキノトウが点々・・。 12:35
看板がないが、ここから
ドンデン高原にむかう 12:35
ここにも・・・・雑木林の下縁に、
カタクリが群生!12:38
《山の花 オオミスミソウ(ユキワリソウ)》 
(凛として、きれいなピンク) 12:40
《山の花 オオミスミソウ(ユキワリソウ)》 
 (妖艶なピンク) 12:41
《山の花 ザゼンソウ》 
(葉が大きくなりつつある) 12:47
もうすぐドンデン高原。広々とした高原が見え始めた。 12:52
眼下に、ドンデン高原の湿原が見える。
赤い屋根は、避難小屋 12:54
《山の花 アマナ》
(ドンデン高原・湿原横) 12:56
広々とした、ドンデン高原に
向かう 12:59
ドンデン高原・尻立山分岐
13:01
広々としたドンデン高原。 芝尻山ピークに向かう 13:09
あそこが・・芝尻山・山頂 13:12 明治31年に建てられた“三角点” 
(芝尻山・山頂にて) 13:15
ドンデン高原・芝尻山から、
尻立山を望む 13:16
ドンデン池と、赤い屋根の
避難小屋 13:25


ドンデン高原から尻立山へ登る。 風が出てきた。急に曇ってきた。 ジグザグに急坂を登る。山頂! ところが、強風で記念写真を撮るどころではない! 早々に下山。 きれいなドンデン山荘前の駐車場に出る。
ドンデン高原から、尻立山に出発 13:28 ドンデン高原・尻立山分岐 13:29
ドンデン高原から、尻立山に登り始める。 13:29
尻立山。 急坂を、ジグザグと登る。 
風が強くなってきた 13:30
樹木を過ぎると、尾根に強風
13:41
尻立山・山頂。 
風が強くて、記念撮影できない 13:45
雪渓・広場を越えて、
下山する 13:49
アンテナのある中継局の
横を通って下山 13:55
花咲く準備をした、シャクナゲ
13:57
残雪の中、降りていく 14:01 『ドンデン山荘』に、到〜着 14:02
 
 なにしろ佐渡は初めて来たもので・・・。 うれしくて、記念写真をパチリ。
“トキの森公園” 15:12 “トキの森公園”入口看板 15:13
トキ・剥製 15:22 佐渡おけさ (佐渡グランドホテルにて) 19:26



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