新日本100名山 蒜山
大山火山群に含まれ、中蒜山、下蒜山とあわせて、蒜山三座の一座。これらが連なる稜線は、鳥取県と岡山県の県境をなす。上蒜山自体の展望はよくなく、中蒜山は360度の展望である。眼下には蒜山盆地が広がり、牧草地が陽に映えて美しい。
2008年11月11日
鳥取・岡山県境にある、蒜山に登りましたネ。広大な蒜山高原から、三つの山が小気味良く並び、一度縦走してみたい、と思っていました。中蒜山5合目に、日留神社《大霊留女貴命(おおひるめのみこと)を祀る》があり、ヒルゼンの名は、この神名によるものと伝えられている。
 新日本100名山。 日本200名山。 1202m
蒜山3座を遠望 (休暇村蒜山高原より) 16:48

今回は、“紅葉真っ盛り”の季節を狙いましたが・・天気予報では晴なのに(上空は青空)、日本海から流れ込む雲で霧雨!なにしろ、このあたりは、年間270日の降雨日数だそうです。ときどきの晴れ間を楽しみました。雪景色と、新緑が始まる季節の写真を撮っていますので、見てください。
05 5月5日・・新緑が始まる、蒜山三山
(休暇村・蒜山高原から)
08 2月11日・・雪の蒜山三山 
(高速道、バス車中から)

下蒜山からの縦走計画でしたが、早朝思わぬハプニング。車の鍵をトランクに入れて閉めてしまったのです。開錠を依頼し、結局“中蒜山から上蒜山”への縦走に短縮。 雨ですべりやすい登山道つづきだった為、大幅に時間を要したので結果的には、この判断で正解でしたネ。
“中蒜山登山口”付近の風景 9:46 記念撮影 “中蒜山登山口”にて 9:48
“中蒜山登山口”から、
広葉樹林を歩きます 9:50
林道に沿って歩きます 10:02
ここが、“中蒜山登山道” 1合目 10:02 道は、火山灰層なので、滑りやすい 10:26
コナラなどの広葉樹林を登っていく
10:29
高度も上がり、紅葉の景色が
広がってきた 11:00
5合目・・日留神社。
大霊留女貴命(おおひるめのみこと)を祀る 11:03
モミジが、きれい! 11:44
すべりやすい急坂。
くさりを持って登ります 11:46
カラマツと、モミジの黄葉が、
き・れ・い 12:13
視界が開け、紅葉がきれい。 
でも、急坂で、きびし〜い
(9合目付近にて) 12:19
下蒜山から中蒜山への
縦走路と合流 12:22
9合目あたりから、中蒜山ふもとの紅葉を見下ろす 12:20
ふもとまで一面の紅葉 
(中蒜山山頂手前にて) 12:26
おぉ〜。 あれが、
中蒜山頂上の避難小屋だ 12:28


中蒜山から上蒜山への縦走は、霧雨の中、滑りやすい登山道。 上蒜山に近づくと、大きいブナが多くなり、急坂に。 上蒜山登山口への分岐を一旦過ぎ、ササヤブを漕いで三角点を往復。 雨の中、びしょびしょ・どろんこ・・でしたネ。
中蒜山・避難小屋前の標識
(下蒜山・上蒜山への分岐) 12:31
記念写真
(中蒜山・山頂にて) 13:21
小笹の中、ぬかるんで滑りやすい道を進む
(このあと、スッテン) 13:34
滑りやすい急坂登り。
くさりが延々と・・ 14:05
道の両側には、ブナの大木が、
ずらり 14:19
道縁の紅葉 《コミネカエデ?》 
かわいいモミジの紅葉 14:25
巻き道を進む。 
左に落ちぬよう、注意して進む 14:41
分岐から、三角点めざし、
ささやぶを進む 14:52
記念写真
(上蒜山・山頂の三角点にて) 14:58
上蒜山・山頂から、
下山分岐点に戻る 15:10



下山・・本来は、絶景を楽しむはずだった“槍ヶ峯”でも、霧で景色見えず。 でも、6合目付近から天気が回復。 少しの間でも、輝く紅葉・黄葉を見ることが出来たので、良かったですネ。
でも、最後まで、滑る下山路には悩まされましたネ。
縦走路尾根分岐から、上蒜山登山口に
向かって下山 15:10
上蒜山登山口に向かって下山。 
何も見えず 15:29
上蒜山から下山。紅葉に包まれている
尾根を下りる 15:52
天気も回復して、景色が見えてきた。 
足元滑り、注意 16:12
振り返ると、相変わらず、皆は、
滑る道に苦戦している 16:17
道端の紅葉 《ミヤマナラ》 
(上蒜山からの下山道) 16:19
上蒜山から下山途中、晴れ間が出たので、ふもとの紅葉が輝く 16:23
下りてきました。 三合目  16:29 横を見ると、黄葉・紅葉が、あざやか! 16:37
記念撮影
(上蒜山登山口に到着!) 17:06
上蒜山登山口近くの、牧場
(牛は、夕食・・) 17:09

 蒜山へ向う前日、岡山県備前市にある、閑谷学校を見物に、寄り道してきました。

 藩主・池田光政が命じて1701年に完成した学校で、@現存する A庶民を対象としたB学校建築物としては、世界最古だそうです。 聖廟前の『楷の木(かいのき)』の紅葉が、みごとでした。


閑谷学校・正門。 
『楷の木』の紅葉が、あざやかに見える 12:05
石の塀は、上部が丸くなっている。 
切り込み剥ぎ式と呼ばれ精巧 12:06
色あざやかな『楷の木』は、
中国・孔子林の種から育った 12:19
国宝・・“講堂”。 
屋根は、もちろん備前焼の瓦 12:19
講堂の“花頭窓”から見る、
『楷の木』の紅葉 12:21
磨き上げられた床に、
『楷の木』の紅葉が光る。12:23
閑谷神社の横から、聖廟と
『楷の木』を見る  12:47
学校外の梅園から、閑谷学校を望む
(左は、校門。鯱瓦がある) 12:52
聖廟前の「楷の木」。紅葉真っ盛り 12:42