新日本100名山 農鳥岳
2009年8月26日〜28日 南アルプスの農鳥岳(のうとりだけ)へ登りました。関西からのアプローチなので、色々ルートを考えましたが、伊那市長谷を基地として、南アルプス林道バスで、北沢峠・広河原に。北岳・間ノ岳・農鳥岳と、いわゆる白根三山を縦走し、奈良田登山口(第一発電所前)に下り、登山口バス停から広河原・北沢峠・長谷へと戻るコースにしました。北岳・間ノ岳では雲が湧き上がり周囲の景色は全く見えませんでしたが、農鳥岳付近では青空も見え、たくさんの高山植物と、広い南アルプスを堪能しました。
 新日本100名山。 日本200名山。 3,026m
もうすぐ、目指す農鳥岳・山頂 12:47
  昨夜宿泊した仙流荘から、南アルプス林道バスで北沢峠へ。 ・・・バスはカカシに見送られ、太古の海底が盛り上がった中央構造線が、はっきりと現れているジオラインの山々を見ながら、バスの運転手さんの詳しく丁寧な説明を聞きながら・・・。 北沢峠からバスを乗り継ぎ、広河原へ。 広河原山荘への吊橋を渡ると、ここからすぐに急登。
南アルプス・林道バスを、
カカシが、お見送り 8:12
ここが、《幕岩》。関東から沖縄へと続く
秩父帯の石灰岩が、露出 8:36
鋸岳 (南アルプス林道から) 8:56 広河原山荘手前のつり橋から、
北岳を見上げる。 10:22
広河原山荘横から、北岳に向かう。 
二俣への分岐 10:50
大学生たちが休憩していた横を通り、
樹林帯の道を、白根御池小屋へ 12:22
《山の花 ヒメトラノオ》 涼しげな青紫色の花 
(白根御池小屋手前の沢付近) 12:37
白根御池小屋に到着だぁ
12:45

 白根御池小屋前の広場で昼食・休憩の後、次の急登“草すべり”へ。 “草すべり”は、高山植物が多くあるお花畑としても有名。 ・・・今回は、お花写真は撮らないでおこうと思っていましたが、きれいな花を見ると、つい! 結局今回の縦走で、高山植物に80種類会えました
が、その内、この草すべりで、25種類・・・  草すべりをあえぎながら、でも花を愛でながら登ったあとは、分岐から小太郎尾根を肩の小屋へ。
白根御池小屋を過ぎ、いよいよ
《草すべり》のお花畑へ 13:08
《高山の花 グンナイフウロ》
 (草すべり にて) 13:23
《高山の花 シモツケソウ》 
ピンクが、艶やか (草すべり にて) 13:26
白根御池小屋から小太郎山分岐への
『草すべり』は、色とりどりのお花畑 13:26
《高山の花 シナノキンバイ》 
(草すべり にて) 13:27
『草すべり』の急坂を登りながら、振り返って、
白根御池を見下ろす(背景は、鳳凰3山) 13:28
赤・白・黄色。
『草すべり』の、お花畑 13:28
《高山の花 チョウジギク》 
(草すべりを過ぎた道縁) 14:41
分岐から進み、小太郎尾根を眺める (北岳・肩の小屋に向かう途中) 16:10
小太郎尾根に向かって、道が続く
15:15
《高山の花 タカネシオガマ》 
(肩の小屋手前) 16:21
北岳肩の小屋に、やっと到着 16:36 北岳肩の小屋で、夕陽を・・・おぉ寒む! 18:19

 肩の小屋を出発して、北岳に向かう。すぐに雲が流れてきて景色見えず。 もっぱら、目の下に咲いているお花と対面。 北岳・山頂にある『三等三角点』には、『白根岳』と書いてある 北岳・山頂滞在もそこそこに下山して、北岳山荘へ、そして間ノ岳へ。 間ノ岳・山頂の『三等三角点』には、『相ノ岳』とある。
朝の山景。左・仙丈ケ岳、右・甲斐駒ケ岳 (肩の小屋から北岳へ登る途中) 5:52
北岳に登る途中、肩の小屋を眼下に。
遠方に、甲斐駒ケ岳と八ヶ岳 5:59
《高山の花 イブキジャコウソウ》
(北岳への登り途中) 6:24
《高山の花 シコタンソウ》
(北岳への登り途中) 6:24
《高山の花 クロクモソウ》
(北岳への登り途中) 6:33
三等三角点 『白根岳』・・・
北岳山頂にて 6:37
北岳山頂にて 6:41
北岳山頂から北岳山荘への下り。 
クモマグサ・タカネシオガマ等高山植物が一杯!
6:58
北岳山頂からの下り。
タカネイブキボウフウ・キタダケヨモギ・
タカネナデシコ・・・ 7:00
《高山の花 トウヤクリンドウ》 
下方に、北岳山荘 7:18
休憩の後、北岳山荘から出発 7:43
鮮やかな《高山の花 イブキジャコウソウ &
ミヤママンネングサ》 (間ノ岳に向かう途中) 8:28
三等三角点 『相ノ岳』
(間ノ岳・山頂) 9:23

 間ノ岳から農鳥小屋に向かう。前方の景色が見えている・・はずが、雲が流れて何も見えない。標識や道がしっかりしているので、どんどん下りていくと、農鳥小屋に到着。 広場で、昼食の後、西農鳥岳に進む。小屋を過ぎると、急登が続く。ときおり青空が見えてきて喜ぶ。突如、尾根道に『雷鳥』親子が現れる。我々人間をそ知らぬ顔で、原っぱを通りすぎていった。
ジグザグ道。
農鳥小屋へは右へ下る。 9:39
右下、ちらりと、農鳥小屋が見える!
10:08
間ノ岳から農鳥小屋へ向かう。 前方に、農鳥岳が見えるはず・・・だが・・ 10:12
三国平との分岐点。
向こうに、農鳥小屋 10:24
あと少しで、農鳥小屋
10:25
これが、農鳥小屋 10:35 まずは、西農鳥岳めざして
急坂を登る 11:11
農鳥小屋が、あんなに
小さく見える 11:31
《高山の花 タカネツメクサ》
(西農鳥岳への登り途中) 11:44
稜線を登る。 時折青空 11:48
道の横は、ハイマツと、
荒々しい岩 11:54
歩いてきた道を振り返る 
(雲がとれて、見渡せる!) 11:56
おっ! 目の前を、
雷鳥が横切る 11:57
草原を歩く、雷鳥の親子 11:59

 雷鳥騒動の後、尾根道を登りきり、稜線を一路、農鳥岳に向かう。 左側は、切れ落ちた岩壁。 右側は、“滝の沢”へ水を集める谷間。 広々としている。登ったり下ったりしながら稜線を進む。 青空を見る機会が多くなり、ラッキー! とうとう、農鳥岳・山頂!
岩塊とカール (西農鳥岳手前の尾根にて) 12:04
農鳥岳は、左折 12:07 急坂は登りきり、農鳥岳への
稜線を進んでいく 12:07
左・農鳥岳から広河内岳へと続く尾根 12:12
右は、“滝の沢”に集める谷間。
前方ぐるりと、広河内岳に至る尾根 12:20
岩山を巻くために、
一旦下りて進む 12:32
ここまで来たのに・・。
山頂は、まだ先か・・・ 12:36
稜線を、まっすぐに
農鳥岳・山頂へ向かう 12:45
歩いてきた道を振り返る 12:55 やった〜! 
農鳥岳・山頂が見えてきた〜12:57
記念撮影 右・Sさん 左・松尾 
(農鳥岳・山頂にて) 13:00
二等三角点 (農鳥岳・山頂)
13:04

 農鳥岳・山頂で、しばらく喜びに浸った後、広河内岳方面に進む。 農鳥岳から広河内岳へ続く山稜が、二重に。《二重山稜》の広い稜線を、大門沢降下点に向かっておりていく。二重に囲まれた中は、暖かく、高山植物が多かった。“この時期に、ウサギギク・・”。 鉄塔に鐘が吊り下げられた“降下点”から、樹林帯を急降下。 足がガタガタになったところで、大門沢小屋に到〜着。
農鳥岳から大門沢降下点へ
下りていく 13:33
農鳥岳から大門沢降下点へ
向かう 13:36
《高山の花 タカネヤハズハハコ》 
(大門沢降下点への途中) 13:39
《高山の花 ウサギギク》
(大門沢降下点への途中) 13:39
うららかな道を、大門沢降下点へ
向かう 13:41
《高山の花 イワギキョウ》 
(大門沢降下点への途中) 13:46
農鳥岳を過ぎ、広河内岳に続く尾根を見ながら、大門沢降下点へ向かう 13:50
ジグザグ道を下る。 
大門沢降下点が見えてきた 13:54
大門沢降下点に到着 14:02
《高山の花 ムカゴトラノオ》
(大門沢への降下途中) 14:21
急坂を下りていく 14:25
急坂を下りていく 14:49 岩が、ゴロゴロ。
急坂を下りていく 14:57
木橋を渡る 16:38 やっと、大門沢小屋に到着 17:18

 大門沢小屋から、好天の中、奈良田に向かって下ります。 途中、木橋や吊橋を渡っていく。  森山橋(最新の吊橋)から砂防ダムを見上げる。 登山口のバス停から、広河原・北沢峠でバスを乗り換え、仙流荘に
早朝の富士山を遠望す (大門沢小屋から) 5:56
大門沢小屋から奈良田に
向かって、出発 6:25
大門沢小屋から奈良田に向かって、出発。
木橋を渡る 6:30
木漏れ陽の中、沢に沿って
下りていく 6:44
沢から別れ、山腹を
巻いていく 7:07
川の中に鎮座する、でっかい大岩・・ 8:13 これが、第三吊り橋 8:25
発電所への誘導水 8:29 これが、第二吊り橋 8:35
第二吊り橋から、下方を見る・・・。
怖い〜 8:37
きれいな、第一吊り橋。森山橋 8:49
第3番目のつり橋・森山橋から、砂防ダムと、南アルプスの山を見上げる 8:51
林道入り口付近の地蔵尊 9:26 奈良田登山口 9:29
広河原から、北岳を見上げる 11:35 北沢峠までの、南アルプスバス 12:16