新日本100名山 奥久慈男体山

2009年3月8日 茨城県・大子町にある、奥久慈男体山(おくくじなん たいさん)に登りました。 奥久慈男体山は、標高654mの低山ですが、南面は集塊岩!海底火山が盛り上がった堆積岩のかたまり。かって修 験の行場だった山であり、数々の奇岩・岩峰がある。高度差300mの絶 壁は、低山とは思えないスケールの大きさに圧倒される。
  奥久慈男体山に登ったあとは、月居山を経て、有名な“袋田の滝” に至る縦走。 のぼり・くだり・・・何と、27ピーク。 ブナ類の広葉樹林帯を経て雑木林まで、変化に富んだ、面白みのある道のりでした。 
  新日本100名山 関東100名山 654m
男体神社奥宮のある、山頂風景 12:07

  懐かしい山里風景の前方に切り立った男体山の岩峰を眺めて、大円地(だいえんち)登山口・健脚コースから、登り出す。 杉林の中、急坂をジグザグと登って、集塊岩がゴロゴロと転がっている平地に出る。そこからは、山腹や岩塊を越えての急坂である。
男体山・大円地(だいえんち)登山口 10:15
奥久慈男体山から月居山縦走 地図 懐かしい山里風景の前方に、男体山の岩峰が 10:15
大円地から見上げる、奥久慈男体山 10:16
小川に沿って進む。 前方に茶畑 10:17 奥久慈男体山登山口(健脚コース) 10:20
山に沿って、歩いて行く 10:23 杉林の急登を、ジグザグに登る 10:32
岩塊を越え、急坂を登る 10:38 ごろごろとした、岩塊が増え、
その間を登っていく 10:49
尾根に向って、ジグザグと、
急坂を登っていく 10:52



  ますます増える奇岩・岩峰を、ひたすら登り続ける。 (幸いなことに?)前行く団体が非常に遅く、時間待ちの休憩たびたび。 お陰で、振りかえって、奥久慈の山々・遠くは筑波山を眺め、木々を見て、楽しめました。
急坂を、ジグザグと登っていく  10:53 岩の間を、登るのだ 11:02
昔、山火事で焼けて真っ黒に
なった木々の横を登る 11:03
登ってきた、細い道を振り返る
11:06
ブナ科の《ミズナラ》が現れた 11:07 くさりのある岩場を横切る 11:16
ちょっと急な、岩塊を登る。 11:22
海底火山が盛上がった堆積岩の
岩塊を越えていく 11:20
鎖が続く。 さすが、かっては、
山岳修験の道場 11:24
男体山への頂上近く。筑波山などの山々を遠望 11:27
《クロモジ》の樹に花芽が。
春の訪れを告げている 11:26
鎖がついた、岩場を登っていく。
楽しい 11:44
やっと、尾根道に到着。 
山頂・袋田の滝への分岐点 11:50
山頂へは、あと一登り 11:50

 山頂・東端には、電波中継アンテナ。 西端には、岩塊の上に、男体神社奥社が祀られている。その裏手は、断崖絶壁!下を覗くと、岩場を登って 来た、あの登山道が見下ろせる! 怖〜。 高度感あふれる山頂からは、360°の展望。 奥久慈の山々と、久慈川沿いの山里が眼下に見える 北方の遠方には、日光連山や、那須岳が、白く輝いている。
男体神社奥宮から見た、山頂風景 12:18
奥久慈男体山・山頂風景 12:06 男体神社奥宮のある、
山頂は、巨岩の上  12:07
北方に、真白い那須連山を遠望。(写真では見えない。男体山・山頂より) 12:10
男体神社奥宮の前に、県知事書による
“茨城百景”の碑 12:13
男体神社奥宮から、NHKアンテナの
ある山頂風景を見る 12:14
東方を遠望す。(奥久慈男体山・山頂より) 12:16


 男体山からは、月居(つきおれ)城址を経て、月居山・袋田の滝に至る縦走です。 なにしろ、27ピークあると言われていますが、とにかく登ったり・・・下ったり・・・が、続きます。 数えていましたが、途中であきらめました。  でも、ミズナラ・ブナ・リョウブなど、ブナ類を中心とする、すばらしい広葉樹林帯での歩き。 尾根道で景色を眺めながら・・樹林帯での世界に浸りながら・・変化に富んだ縦走を楽しみました。
いよいよ、袋田の滝に向けて、縦走出発
(男体山下の分岐より) 12:26
《ミズナラ》などの広葉樹林帯を
下りて行く 12:28
下りる・・・と思えば・・・次また登りだ 12:31 中学生の札が・・ 足元注意 12:33
両側がササの尾根道を、進む 12:37 落葉広葉樹に寄生している、《ヤドリギ》。 
緑の色で小鳥を呼び寄せている 12:38
ブナ科の広葉樹林帯を歩く。
下りる 12:40
ブナ科の広葉樹林帯を歩く。 
登り。気持ちが良い 12:50
《リョウブ》《ミズナラ》・・
落葉した尾根道は、幽玄 13:00
急坂を下りる。 
とても滑りやすく、緊張する 13:10
《ミズナラ》などの広葉樹林帯を歩く 13:44
大きな《ブナ》林を歩いていく・・・
急のぼり 13:51
すご〜く伸びた、根っこ!
14:15
第二展望台
北方に袋田温泉の町を遠望 14:36
第二展望台から ・・・
下りる (岩多し) 14:36

  だんだん高度が下がるにつれ、ブナ中心の広葉樹林帯が、雑木林に。 月居城址(つきおれ)に登り、一旦下って、月居山に登りなおしたあとは、あの有名な、《生瀬の滝》・《袋田の滝》へ向っての、最後の下り。
第二展望台から、
第一展望台に向う 14:40
岩塊の多い尾根道を歩く
14:41
鍋天山(後山)の、第一展望台から、袋田温泉街並を遠望 14:50
鍋天山(後山)の、第一展望台
14:50
雑木林の中、尾根道を、
月居(ツキオレ)峠にむかう・・・下り 15:04
月居(ツキオレ)峠から、急坂を登り、
月居(ツキオレ)城跡に向う 15:10
溶岩流のような尾根道を、
月居(ツキオレ)城跡に向って登る 15:18
月居(ツキオレ)城跡に、到〜着
15:24
月居(ツキオレ)城跡の碑。 
築城・佐竹氏 15:25
月居城跡から、月居山に向って、
一旦・・・下り 15:35
あれが、月居観音堂
(807年に建立と言われている) 15:44
月居山へ、最後の、石段 15:51 月居山から、『袋田の滝』に向って、
尾根道を歩く・・・下り  15:57

  いよいよ下ってきた終点は、日本三名瀑のひとつに数えられる「袋田の滝」。 その上の《生瀬の滝》から、《袋田の滝》へ流れ落ちています。 高さ120m・幅73mの大きさを誇ります。大岸壁を四段に流れることから、別名「四度の滝」とも呼ばれ、その昔、西行法師が訪れた際、「四季に一度ずつ来てみなければ本当の良さはわからない」と絶賛したことからとも言われます。最近は少ないそうですが、これが氷瀑するというのですから、す・ご・い!
轟音響く 『袋田の滝』。 2段から4段へと落下 16:21
『生瀬の滝』 16:10 ごうごうと、『生瀬の滝』から『袋田の滝』
へ流れ落ちる水流 16:14
轟音響く、『袋田の滝』・・
2段〜4段目 16:22
轟音響く、『袋田の滝』・・
3段〜4段目と、吊り橋 16:24