2010年6月17日 梅雨の晴れ間を縫って、かの有名な大和三山を歩きました。・・・畝傍山(うねびやま:199.2m)・香具山(かぐやま:152.4m)・耳成山(み みなしやま:139.7m)・・・香具山は、多武峰(とうのみね)から北西に伸びた尾根が、侵食により切り離されて小丘陵として残存したもの。畝傍山と耳成山は、盆地から聳えるいわゆる死火山だそうです。藤原宮の造営にあたっては、東・西・北の三方に三山が位置する立地が重要な条件にされたと考えられている。
万葉集をたずねるハイキング。
大和三山:地図
畝傍山は、橿原神宮(かしはらじんぐう)の背に聳えている。 鳥居をくぐり、玉じゃりを踏みしめながら、本宮を過ごしたところに登山口。 雑木林に入り、山腹を巻いて登っていくと山頂。麓には、初代天皇と伝えられる神武天皇が宮をひらいたところとされている。
近鉄・橿原神宮駅前。 
正面が、橿原神宮と畝傍山 9:39
橿原神宮を進む 9:46
橿原神宮の境内から見る、畝傍山 9:51
橿原神宮・本宮の向こうが・・畝傍山 9:51 畝傍山・登山口 9:57
登山道の右横は、東大谷日女命神社 9:59 道横に、“大和三山・畝傍山”の
説明看板がある 10:01
雑木林に入っていきます 10:01 山腹を巻きながら、登っていく 10:11
新緑の中、山腹を巻きながら、登っていく 10:20 畝傍山・山頂に、到〜着 10:24
三等三角点 (畝傍山・山頂にて) 10:27 畝傍山から、耳成山(みみなしやま)を遠望 10:29

香具山は、多武峰(とおのみね)・音羽山(おとはやま)に続く龍門山塊の一部。三山の中では一番小さい山ですが、最も良く知られている。 『春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山』 途中で、本薬師寺跡(もとやくしじあと・・698年には伽藍がほぼ完成。 平城京遷都に伴い移転されたらしい)で昼食。そこから香具山に向かって紀寺跡や法然寺を過ぎて、登山口へ。 登り・・10分。
岩があるので、すべりやすい。
注意しながら下りていく 10:45
雑木林の中をおりていく 10:46
到着。 神武天皇・畝傍山東北稜の
入口付近の広場だ 10:53
看板・・神武天皇・畝傍山東北稜 10:54
雰囲気漂う・・・
近鉄・畝傍御陵前駅 11:12
道を、右横に曲がり、本薬師寺跡へ向かう。 
大伴旅人の歌碑がある。 11:25
本薬師寺跡(もとやくしじ、あと) 
お地蔵尊 11:27
本薬師寺跡(もとやくしじ、あと)の境内。 
大きな礎石が・・・! 11:27
本薬師寺跡(もとやくしじ、あと)前の風景 11:50 田園の向こうに、ぽっかりと、香具山  12:17
香具山公園付近から、香具山を仰ぐ 12:17
麓のみるく工房で・・・ソフトクリーム。
 一休み 12:36
香具山・登山道は、まっすぐ向こう 12:40
標識に沿って、左折して登っていく 12:42 すべり易い道を、登っていく 12:45
山頂と、天岩戸神社の分岐 12:47 あそこが・・・香具山・山頂 12:48
山頂風景 12:49
山頂の樹木の間から、畝傍山が見える
 12:49
山頂の『国常立(くにとこたち)神社』
 12:51

“耳がなくて、真ん丸い山”と称される。香具山を下山、麓の天香山神社で、境内にて“波波迦の木”を見たり、人麻呂の歌の石碑を見たり・・古格を感じる。耳成山の登山口からは、山腹をループ状に回りながら・・登っていく。 20分。 下山後、近鉄・八木駅へ。《香具山は 畝火雄々しと 耳梨と 相あらそひき 神代より 欺くにあるらし 〜〜》
香具山・山頂から、すべりやすい道を下山 12:54 香具山の麓・・天香山神社 12:57
波波迦(ははか)の木・・・この木の皮で香具山の
雄鹿の骨を焼いて、吉凶を占ったという
(天香山神社)  12:58
柿本人麻呂の歌 (天香山神社) 12:59
香具山から耳成山へ向かう 13:09 耳成山へ向かう途中、香具山を振り返る 13:10
香具山から耳成山へ向かう。
田園の先に、耳成山 13:18
耳成山・登山口 13:50
耳成山口神社へ向かう石段。 
ここは登らず、巻き道を登っていく 13:51
耳成山の円錐状の山を、ぐるりと
巻きながら登っていく 13:51
ぐるりと、山道を巻きながら登っていく 13:59 ヤマモモの樹の下を、登っていく 14:10
耳成山・山頂 
(木にぶらさがった札で、山頂だとわかる) 14:13
三等三角点・・・(耳成山・山頂にて) 14:14
耳成山・山頂から、もと来た道を歩き、
登山口に戻る 14:42
耳成山から、八木駅に行く途中、
耳成山を振り返る 14:57
耳成山を下山し、近鉄・八木駅へ向かう。 振り返ってみる、耳成山 14:57