2009年9月27日・28日 栂海新道(つがみしんどう)を縦走しました。北アルプス・朝日岳(2418m)から、犬ケ岳・白鳥山を越えて、どんどん標高を下げ、日本海・親不知に飛び出す縦走です。朝日小屋で一緒になった人との2人旅。 黒岩山までは、草もみじ・紅葉・黄葉のきれいな湿原・高原の歩き。黒岩山からは、狭い稜線を登り・下り。犬ケ岳の避難小屋【栂海山荘】で、1泊。
黒岩山・山頂にて。 ここから、起伏の多い尾根道が続く 10:52

 朝日小屋の主人・清水ゆかりさんに見送られ、朝日岳に再登頂。 吹上のコルへとおりていく。 『吹上のコル』は、朝日岳・蓮華温泉・栂海新道の分岐点。

記念撮影 朝日小屋のおかみさん・清水ゆかりさんと
(朝日小屋から出発前) 5:44
栂海新道・地図 朝日小屋から、正面の朝日岳に向け出発! 5:46
山頂にて、雪倉岳・白馬岳方面を
遠望す 6:46
山頂から東方を遠望。 
影絵のように、雨飾山・妙高山 6:47
山頂下の雪渓。
チングルマが秋の風情 6:56
秋の《高山の花 ヒメシャジン》 
(朝日岳・山頂下の雪渓付近) 6:57
朝日岳から吹上のコルへ向かい下山。 
右端は、五輪山 7:06
朝日岳から吹上のコルへと、尾根道を下山。 
吹上げのコル前方には、長栂山 7:18
吹上のコル。ここは、栂海新道と蓮華温泉への分岐。
栂海新道へは“→日本海”と書いてある 7:21
吹上のコルから、朝日池を見下ろす 7:21
吹上のコルから、(名残を惜しんで)朝日岳を見上げる。 でっかい! 7:21


吹上のコルを出発、シラビソ樹林をくぐるように抜けると、木道になり照葉ノ池。 樹林と湿原のくりかえし・・・池塘や草もみじ、紅葉・黄葉で、別天地の趣。 黒岩平で、冷たい水を補給したあとは、いよいよ尾根の始まり、黒岩山。
吹上のコルから、長栂山を巻くと、
きれいな湿原に出る 7:43
大きな湿原・照葉の池 8:53
紅葉の中、木道を進む 8:07 木道の周りと先には・・・草もみじと紅葉 8:26
ダケカンバとシラベの中の坂を下りていく
 8:38
秋の《高山の花 ミヤマダイコンソウ》
こんな時期に (アヤメ平手前の木道縁) 8:43
秋の《高山の花 アオノツガザクラ》
こんな時期に! (アヤメ平手前の木道縁) 8:45
広々とした湿原・・・アヤメ平だ 8:49
アヤメ平から、ふりかえる。右方に、広々とした
草もみじと紅葉が点在する。 きれい 8:52
アヤメ平を過ぎの湿原。 
これも草もみじがきれい!見とれる 9:14
あざやかな黄葉を眺めながら進む
手前のゼンマイが、きれい! 9:15
黄色に染まった景色を見ながら、
急坂を下りて行く 9:54
木道を下りて行く。黒岩平の湿原が見える。 
正面には黒岩山 10:10
黒岩平の草もみじ道を進む。 正面には、
いまから登る新道の山々が連なる 10:23
秋の《高山の花 イワイチョウ》 
花が咲いている!(葉も緑色) 10:43
黒岩山の登りに、とりかかる 10:45


黒岩山からは、稜線の縦走。 狭い稜線。 サワガニ山・犬ケ岳に行くまでに、いくつもの尾根頂を登り下り。 くりかえし。 途中に湿原があり、文子の池。 犬ケ岳への手前(3座くらい)に、北俣の表示。 北俣の水場へ下り。水補給。 ヤセ尾根を登ると、本日の最終、犬ケ岳(1593m)へ。 避難小屋『栂海山荘』には、毛布が置いてあり、寝袋に掛けて、重宝す。
黒岩山・山頂から、今日来た道を振り返る。 雄大である 11:08
山頂!左は、日本海に連なる山々。 
ここで、昼食休憩 10:52
いよいよ、黒岩山を出発。 
山々の尾根歩きである 11:14
狭い尾根道を登り下りしながら・・進む 11:16 尾根道は狭い。 両端の草木の外は崖 11:23
なんと、山頂から折れ曲がった所は、
湿原がある 11:44
秋の《高山の花 オヤマリンドウ》
(“文子の池”付近にて) 11:48
“文子の池”を過ぎて、次の山へ
登る途中、振りかえる 11:54
起伏の多い潅木帯を進む。
でも、ここも尾根道である 11:57
ところどころ崩れた尾根道の側 12:26 サワガニ山・山頂から来た道を振り返ると、
尾根に雲が湧きあがっている 12:58
青空だ!犬ケ岳まで、
まだ3座越えるもよう・・・あ〜あ 13:17
切り立った尾根道を登っていく
13:26
北俣の水場は、この下。 
ザックを置いて、水を汲みにいく 13:47
3つ目の山頂に向かう 14:40
3つ目の山頂に向かう。
気力だ! 14:46
最後の1つだと思ったが・・・
まだ、山頂がある! 14:58
犬ケ岳・山頂風景 15:15 犬ケ岳・山頂から、来た道をふりかえる 15:19
犬ケ岳・山頂を横断して、山頂下の
栂海山荘へむかう 15:20
犬ケ岳の避難小屋・
栂海山荘に、やっと到〜着 15:30


犬ケ岳・避難小屋『栂海山荘』を出発。 昨夜は、雨が降り、覚悟したが最初は霧雨だったが、徐々に回復!ラッキー。 すぐにヤセ尾根。慎重に歩を進める。黄蓮乗越付近は、ブナ林。 下駒岳あたりはガレ場。崩れた斜面を左に見て急登。  さらにいくつかのピークを過ぎると白鳥山。ブナ林を見ながら、木の根をつかみながらの急登。ここが、白鳥山(1287m)。白鳥小屋がきれいに使われており、ここで昼食。
栂海山荘から、いざ出発。 例により、
地図に出ている黄蓮山までに、山3ツ 6:02
栂海山荘からの下り。 
尾根道は、早速ガレ場 6:13
次は、黄蓮山 6:44 坂を下っていくと、ブナ林。進んでいく。
気持ちが良い 7:50
ブナ林 (黄蓮乗越付近) 7:50
菊石山・山頂 (1210m)に、到〜着 8:13 菊石山から下駒山への尾根道を行く。 
ヤセ尾根 8:26
りっぱなブナ林だが・・急登 8:43 この山は、下駒岳。 ガレ山である 8:54
下駒岳・山頂 (1241m) 切れ落ちた崖の横を、尾根道が・・・ 9:19
下駒岳を過ぎ、歩いてきた
尾根道を振り返る 9:20
いよいよ、目の前に急坂があると
言われる白鳥山 9:45
ブナの樹林の中、あえぎつつ、
坂を登っていく 10:03
やっと、白鳥山・山頂に到着
(白鳥小屋) 10:44

白鳥山からは、下り。 気持ちの良い樹林の中を下っていく。 途中から、急な下り坂。 一旦シキ割に下りてから、少し登りかえし・・ そのあとは、ともかく下り・下り・・・。 車道の通る坂田峠へ。 この車道は、昔、越中と越後を結ぶ山回りの北陸街道であって、海岸沿道が不通の時は、バイパス道として重要な役割だったそうな。往時をしのぶ地蔵尊がポツン。
白鳥山から、親不知・日本海に向け、
張り切って出〜発 11:13
白鳥山から、歩いてきた尾根を
振り返り、遠望! 11:15
気持ちの良い樹林帯を進んでいく
11:26
ぬかるんだ道も、木を入れて歩きやすく
手入れされている 11:34
ブナの樹林。根っこが張る道・急坂を、
どんどん下っていく 11:53
シキ割・水場。 クマ・イノシシ・サルに注意とのこと。
 飲用注意なのにカップあり 12:20
シキ割から登り返す 12:28 ともかく、下るばかり! 
急坂を下っていく 13:06
坂田峠だぁ〜 13:20 古びたお地蔵尊。 坂田峠の故事来歴を秘めて
立っている 13:33


尻高山へゆっくりとブナ林を登っていく。すばらしいブナ純林! 坂田峠に“クマ出没注意”と書いてあったが、なっとく。 途中、木の間から、日本海が見える。 感動! 例によって、いくつかの登り下りを経て、最後の入道山から下りていくと・・ 親不知・登山口。やった〜! *目の前の親不知観光ホテルに飛び込む。
坂田峠から尻高山へ。 すばらしいブナ林を見ながら歩く 13:42
坂田峠から、尻高山に入ると・・・
すばらしいブナの純林! 13:40
ブナがきれい! ブナの世界だ 
(尻高山) 14:11
木の間から、日本海と港が見えた〜 14:13 尻高山・山頂 (677m) 14:15
尻高山から、下っていく。 大きな原生杉 14:34 木の間から、おりてきた尾根を振りかえる 14:46
尻高山から二本松へ。 後ろの山々は、歩いてきた山 14:50
雑木林を、登ったり・・下ったり 14:53 二本松峠から入道山へ・・・またもや登り 15:14
入道山からの下り。
どんどん下る 15:53
記念撮影。 やっと親不知に到着!
栂海新道登山口にて。ヘロヘロ 16:35
日本海を眺める
(親不知観光ホテルより) 16:50
ウェストン像
(親不知観光ホテル・日本海に面した公園にて)8:29