2011年11月2日 京都市の周りをぐるりと一周する『京都トレイル』の
 E回目。 叡山電鉄・二ノ瀬駅から、夜泣峠・盗人谷と怖い名前の峠を越え、
  氷室神社から京見峠経由で鷹峯源光庵まで。

  《二ノ瀬駅〜夜泣峠〜向山〜山幸橋〜盗人谷・小峠〜
       氷室〜京見峠〜鷹峯源光庵》

 京見峠を過ぎて上ノ水峠へ行くのが正規コースだが、11/10まではまったけ
 収穫のため通行不可。迂回路。ところが迂回路道標を間違え、車道を
 とことこ。お陰で時間が空き、鷹峯では、《光悦寺》と《鷹峯源光庵》の
 庭園をたっぷり見物。
見れば見るほど味が出る・・光悦垣(臥牛垣) (鷹峯の光悦寺にて) 15:01


二ノ瀬駅を降り、鞍馬川に沿って歩く。踏切を渡るとすぐ、富士神社。 急な石段を上り、木の橋を渡ると、杉林のつづら折道。峠が、夜泣峠。 幼少の惟喬(これたか)親王と乳母がここで一夜を明かしたとき、乳母が、峠の地蔵に願をかけて、夜泣きをとめたことから名づけられたという。

(二ノ瀬〜鷹峯源光庵):地図 叡電・二ノ瀬駅。 上下の電車を同時にパチリ。
 9:54
叡電・二ノ瀬駅を降り、鞍馬川に沿って出発。 10:03 標識 『北山 48』 10:06
叡電の踏切を渡ると、富士神社 10:07 富士神社を横目に、夜泣峠に向かって、いざ。
 10:09
いきなりの石段が続く。 10:11 石段を登りきると、山腹を巻くように道を進む。
 10:12
山腹を徐々に登っていく。道の傍には老木が。 10:22 夜泣峠まで・・300m 10:25
夜泣峠まで、もうすぐなので、
元気出して登っていく。 10:26
ここが・・夜泣峠。 10:32

夜泣峠を左折、山腹を進む。向山(420m)。松林や雑木林の中、休憩所や展望所のある整備された道を下っていく・・と、洛北発電所に出てくる。そこが山幸橋付近。
ここが・・夜泣峠。 左折して、向山に向かう。 10:32 手入れされた、松林・雑木林を進んでいく。 10:47
向山  標識 「北山 51-3」 10:53 向山から、急坂を下りる。 10:57
向山から山幸橋への途中。 
松林の中、休憩所。 11:05
展望のある場所。 11:16
だんだん道が狭くなる。雑木林を下りていく。 11:26 沢を横切る 11:31
次にまた、沢を渡る。 11:33 洛北発電所に到着! 11:35
洛北発電所の横、雲ケ畑川橋を渡る。 11:35 標識 「北山 56」を発見。 11:38

山幸橋付近のトレイル標識から、氷室(ひむろ)に向け歩く。 右手の畑を過ぎれば右折。杉林の道に入る。 沢に沿って盗人谷を登っていく。二の橋・三の橋を越えるあたりから急登。つづら折りの急坂だ。登りきると・・小峠。
鹿ネットの横の道を進んでいく。 11:38 苔むした山道を登っていく。 11:39
鹿ネットに囲まれた農作地に沿って進む。 11:51 林道も過ぎ、山道に入る。 
盗人谷“一の橋” 12:03
きれいに手入れされた北山杉の横、
山腹に沿って進む。 12:04
沢に沿って、山腹の道を進んでいく。
 盗人谷 12:11
苔むした大岩の横を進む。
 盗人谷・・という雰囲気。 12:15
盗人谷・“二の橋” 12:20
盗人谷・“三の橋” 12:23 山腹のジグザグ道・急坂を登っていく。 12:40
小峠に到〜着! 
きれいに手入れされた北山杉林だ。 12:47
小峠。 標識 「北山 62」。 
向こうの道は、十三石山へ。 12:47

急坂を登りきった小峠では、みごとな北山杉の造林に感激する。 手入れが行き届いた杉。その中の道を進んでいくと・・氷室の集落。 宮中に献上するための氷を作って貯蔵する所。氷室・氷池・氷室神社の三者が現存する、京都市内唯一の遺構。のどかな田園と林が広がる。
みごとな北山杉の造林 (小峠付近) 12:51
氷室の集落が見えた。 
鹿よけネット・・どう開ける?と悩む。 12:55
氷室の集落。 なつかしい、豆干し。 12:58
“氷室跡” 13:08 “氷室跡”の標識。 
水路が整備され、きれいな水が流れていく。 13:09
氷室神社発見。 13:14 氷室神社・入口の鳥居 13:14
氷室神社 13:16


氷室から車道を進む。坂を登りきったところが氷室配水地。そのまま坂を下った三叉路が氷室口。11/10までは迂回路を通るとガイドブックに書かれていたので左折して京見峠へ。京見峠を過ぎ、迂回路の入口標識を見落とし、そのまま車道を下りきって、鷹峯。光悦寺と鷹峯源光庵の庭園を拝見!
坂を登りきると・・氷室配水池 13:34 車道を下りていく。 13:41
氷室口。 標識 「北山 67-1」 
ここを右折すると前坂だが、左折して京見峠へ。13:45
京見峠の説明板と歌碑 13:52
京見峠から鷹峯へ。展望開け、比叡山が見える。
 13:57
“古道 長坂道”は右折だが、11.10まで
迂回なので直進。 13:58
車道 (31号線)を、とことこと下っていく。 14:10 道横の岩は曲折し、古代の地質変動を感じさせる。
 14:26
東海自然歩道の標識現れる。 
左折して柊野方面へ。 14:39
光悦寺だ! 14:41

本阿弥光悦の没後、先祖供養の位牌堂が光悦寺となった。 境内の一角には、光悦の墓碑がある。 鷹峯三山(鷹ケ峰・鷲ケ峰・天ケ峰)を見渡す景勝の地にあり、茶室を囲む、特徴ある垣は、光悦垣(臥牛垣ともいう)と言われている。 もう少し寒くなって来たら、真っ赤な紅葉を見ることができたのだろうが・・・。 でも、満足。
光悦寺入口 14:42 光悦寺、鐘楼。 14:46
光悦垣(臥牛垣) 14:56 光悦垣(臥牛垣)は、横から見ると・・迫力! 
14:58
きれいな紅葉 14:58 遠方に、鷹ケ峰 15:03

1346年に開創。本堂は、1694年金沢の富商・中田静家の寄進で建立。本堂の血天井は、伏見桃山城の床板を天井にしたもの。枯山水の庭園を有し、本堂には“悟りの窓”の丸窓、“迷いの窓”の角窓がある。 庭園の亀岩がみごとだったので、「鶴は、どこですか」と聞いたところ、「もともとあったらしいが、なくなった。 鶴は、どこかへ飛んでいったのよ・・」との事。 さすが、禅寺である。
鷹峯源光庵の入口庭園。すばらしい松の枝! 15:30
鷹峯源光庵、正門。 15:30 屋久杉屏風 (鷹峯源光庵) 15:34
鷹峯源光庵の、きれいな庭園。
 亀岩もある。 15:35
伏見城の床板が天井に・・ 15:49
源光庵本堂。『悟りの窓』(丸い宇宙) 15:54 『迷いの窓』(人間の生涯・・四苦八苦) 15:56