上河内岳(かみこうちだけ)2008年8月15日 南アルプスにある聖岳(ひじり)から光岳(てかり)への縦走途中。この上河内岳に登りました。聖岳山頂から見て、光岳への尾根途中の山々の中で、ピラミッド状に尖った山が見えます。しかも、山稜が、はっきりと二重に。 《二重山稜》の広い稜線が、延々と2km以上もつづく、ゆったりとした稜線に、ちょこんと先の尖った頂上が特徴的です。
 日本200名山  2803m
奥聖岳から、前聖岳に続く尾根を見る(向こうには上河内岳・茶臼岳・光岳) 8:12

南西を遠望。 二重山稜を持つ、上河内岳。 
(小聖岳にて) 6:39
奥聖岳山頂から、南西に、二重山稜を持つ、
上河内岳。 8:13
上河内岳を見上げる
(二重山稜が、はっきり) 13:30
巻き上がる雲がとれ、
上河内岳が、くっきり! 15:19
茶臼岳山頂から仰ぐ、上河内岳。 
遠くに赤石岳・悪沢岳 5:58
光岳・山頂付近から、歩いて来た東方を遠望
(中央に上河内岳、その右に茶臼岳) 11:07


聖平小屋から南岳へは、聖平からシラビソ樹林帯を抜けていきます。 樹林の中を歩き、尾根道を登ると、ダケカンバの草原からハイマツ帯に。 本当なら、振り向けば、聖岳を撮る、絶好のポイントだったはずですが、聖岳の上半身は、雲に隠れて、見えず!
聖平分岐。 上河内岳は、左折 11:31 しらびそ樹林帯を進む。 
時々、眼下に、あの聖平小屋 11:35
《高山の花■コバノイチヤクソウ》 
(南岳に向う樹林、道縁) 11:39
しっとり濡れた樹林の
中を登っていく 11:45
シラビソ樹林の中を、
ひたすら歩いていく 12:12
急登途中、小休憩。振り向けば、
聖平・薊畑分岐がくっきり、聖岳 12:19
南岳に向って、ダケカンバの
草原を登っていく 12:39
南岳手前、崩落地を越えて登る 12:46
崩落地を越えると、ハイマツ帯の
高山歩き 12:52
南岳・山頂 (2702m)。 
聖平小屋と上河内岳の中間 13:06
南岳・山頂から、聖岳の雄姿を仰ぐはずが・・
雲で見えず 13:07
南岳・山頂 から、上河内岳を見上げる。 
上河内岳は、二重山稜 13:07


南岳を過ぎてからは、お花畑の連続。 ハイオトギリが斜面一面に・・・!
マルバダケブキとホソバトリカブトが、おぉ〜・・・!
雪渓跡のお花畑では、この時期に、チングルマ・アオノツガザクラが・・・!
目新しい花ではありませんが、とにかく造形が立派なので、撮りましたヨ。
《高山の花●ハイオトギリ》 おぉ〜、斜面いちめん 
(南岳過ぎの尾根道縁) 13:20
《高山の花●タイツリオウギ》 初対面 
(南岳過ぎの尾根道縁) 13:20
《高山の花●タカネマツムシソウ》 
(南岳過ぎの尾根道縁) 13:21
南岳を過ぎてすぐ、斜面が
イエロー・バイオレット一面のお花畑 13:21
《高山の花●タカネナデシコ》 
(南岳過ぎの尾根道縁) 13:21
《高山の花●エゾシオガマ》 
(南岳過ぎの尾根道縁) 13:25
雪渓跡のお花畑・・
初夏の花々が咲いて・・感激 13:27
《高山の花●チングルマ》 風車でなく、花。 
初夏だぁ (雪渓跡のお花畑) 13:28
《高山の花●キバナシャクナゲ》 
こんなところで (雪渓跡のお花畑) 13:28
《高山の花●コイワカガミ》 
ここは、初夏だぁ (雪渓跡のお花畑) 13:28
《高山の花●ウラジロナナカマド》 
いまごろ、ご対面 (雪渓跡のお花畑) 13:28
《高山の花●アオノツガザクラ》 
おぉ〜 (雪渓跡のお花畑) 13:29


次々に現れるお花畑をすぎると、尾根道に。そこから、あの二重山稜の谷間を登っていきます。
上河内岳の直下。肩です。
上河内岳を見上げる
(二重山稜が、はっきり) 13:30
稜線に沿って、赤石(ラジオラリア粘板岩)の道を登る
 (二重山稜が、くっきり) 13:34
二重山稜の谷間を、登っていく。 
いつの間にか、青空 13:37
二重山稜の谷間の道縁では、
ミヤマダイコンソウの群落が・・ 13:45

上河内岳・肩から、片道約10分で、山頂。
真向かいの聖岳が雲の中で見えずに残念でしたが、歩いてきた南岳。 これから向う茶臼小屋。 
その向こうに光岳。・・と、
周りを展望して、満足しました!
上河内岳下の分岐に到着。
(聖平小屋と茶臼小屋の中間) 13:47
上河内岳・山頂から、真下の肩分岐、それに歩いてきた尾根道の先・南岳を見下ろす 14:00
肩から、このジグザグ道を登れば、
上河内岳・山頂! 13:50
上河内岳・山頂。 真正面に、聖岳がで〜んと・・
見えるはずが、雲の中 13:59
上河内岳・山頂から、二重山稜の
尾根を見下ろす 14:01
上河内岳・山頂から、光岳に
続く尾根道を遠望 14:03


いよいよ、本日の宿泊地・茶臼小屋に近づきました。 肩から尾根道を下っていくと、奇岩・竹内門。遠くからでも見える小岩峰ですが、千枚岩状の造形で、岩が湾曲した状態が、わかります。 その先にある草原・亀甲状土など、地質に専門の人のみならず、興味がわいてきます。
砂礫の稜線を進んでいけば、茶臼小屋分岐。やっと、本日の宿泊地に到着・・・でした!
上河内岳の肩から、ジグザグと、
茶臼小屋方面へ下りていく 14:37
おぉ、あれが、“奇岩・竹内門” 14:44
“奇岩・竹内門”を通る 14:49 茶臼小屋に向って、尾根道を進む 14:53
草原に入る 15:06 広々とした草原。 
ここは、亀甲状土で有名 15:09
巻き上がる雲がとれ、上河内岳が、くっきり!
 15:19
《高山の花●ベニバナイチヤクソウ》 
初めて (茶臼小屋尾根手前) 15:25
またもや、砂礫の道を登る 15:29 “ハイジの丘”あたりを、
茶臼小屋に向って歩く 15:36
あれが、茶臼小屋分岐 15:41 茶臼小屋に、到〜着 15:55