2015年3月4日 滋賀県にあり、湖東平野の中央で、ゆったりとした山並みの安土山(あづちやま)、繖山(きぬがさやま)に登りました。安土山は、言わずと知れた織田信長の安土城址の史跡。 20年計画の発掘調査が行われていた。 繖・・きぬがさ・・糸ヘンに散ると書き、カイコが口から糸を散らしてマユを作り、それが絹糸になることにちなんで書かれたようだ。繖山(きぬがさやま)山頂には、二等三角点があり、山頂部と山腹には観音寺城址、観音正寺(西国33寺の32番)、桑実寺(くわのみでら)がある。
 安土山 190m 。  繖山 432m
セミナリヨ跡から、開拓堀の向こうに、左・安土山、右・繖山 (きぬがさやま)を遠望する。10:31
 
安土駅に下りると・・織田信長像がお出迎え。JRハイキングマップを参考に、湧水がきれいな町中を歩いていく。音堂川(おとんどがわ)や北川の湧水に沿って、ゆったりと歩いていく。 途中、活津彦根神社鳥居や大きな石灯篭を見ながら、セミナリヨ跡へ。ここは、信長がイタリア人宣教師オルガンチノに与えた日本最初の神学校跡だ。田園の中を少し進むと・・・安土山につきあたる。
JR安土駅の駅前風景(織田信長像が、お出迎え)。 9:42
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(JRハイキングマップを利用) JR安土駅  9:36
音堂川 (おとんどがわ)湧水は、右折。 9:56 綺麗な水が流れている。 10:00
音堂川 (おとんどがわ)湧水。(鴨が居る) 10:02 小さな鉄橋を渡る。 10:04
とてもきれいな・・喜多川湧水。
流れを2列に分けてある。 10:07
安土町コミュニティセンター。 10:18
正面に、活津彦根神社の大鳥居。
ここを右折。 10:24
大きい石灯篭。ここを左折。 10:26
「ぼうや地蔵」を右折。 10:28 右の公園が・・“セミナリヨ”跡。  10:29
“セミナリヨ跡”の碑文。 10:31 セミナリヨ跡から、開拓堀の向こうに、
安土山を遠望する。10:31
セミナリヨ跡の向こうに、繖山
(きぬがさやま) 10:35
真正面に・・安土山。 10:38


大手門口田園の中、水路に沿って歩いていくと・・あの、安土山だ。突き当りの百々橋口は、通行禁止の札。標識に沿って大手門口へ。入場料を支払った先は、迫力ある石段が続く。左右に秀吉邸、家康邸跡・・天主の下には天皇をもてなそうとしたらしい御殿跡もあり、天下統一を狙う信長の意図や周囲の人間くささが感じられる。また、石段に使われた石仏や仏足石もあり・・あわただしく作業した作業員たちの様子も感じられる。登っていくと・・あの天主跡・・夢の跡。 下りは、ハ見寺跡を通って下山。三重塔が残っていて、すごい迫力!山腹をまわりこんで、元の大手門口へ。
 真正面に・・安土山。あの山頂に、金色の安土城が輝いていたのだ・・。 10:39
ここ百々橋口からは、通行禁止になっている。
 10:44
大手道付近。 10:49
入場料を支払うと、真正面に・・大手道の階段が続く。 11:11
豊臣秀吉邸跡。 11:14 説明・・豊臣秀吉邸跡。 11:15
右は、徳川家康邸。現在は、
ハ見寺 (そうけんじ)。 11:17
大手道の石段に、石仏(どこかから持ってきた)が、
そのまま使われている。 11:19
本丸へは、右折。
(百々橋口からの合流点) 11:23
仏足石。石仏と同じように、石段の中に、
発見された。 11:29
二の丸へと続く階段。 11:28 二の丸跡。 11:31
織田信長公廟。  11:32 最後の天主への階段。 11:35
説明・・天主台跡。
11:36
天主台跡。礎石が残っているのみ。
11:37
天主台跡付近。 のんびりと、周囲を見回す。 11:37
天主台跡から、百々橋口方面に下山。
途中、 ハ見寺の旧跡に出る。 12:22
(ハ見寺旧跡)の、
立派な三重塔。 12:25
(ハ見寺旧跡)二王門の金剛力士像。
(1467年製作)12:30
二王門から、まだ急坂を下る。
12:30
百々橋口は通行禁止なので、ぐるりと、
大手道の秀吉邸横に戻る。 12:37
のんびりと、田園地帯を歩く
(“文芸の郷”“信長の館”は、あちら) 12:49


 安土城址から、田園の中を“風土記の丘”へぶらぶら。 安土城考古博物館の横にある 「明治時代に建てられたモダンな駐在所」を見て、ハイキング道を少し進み、登山道に入る。雑木林を登っていくと、尾根道と合流。木段をとんとこ登っていく。途中で見える眼下に拡がる景色は、何とも言えない。最後の急登を登りきると・・山頂!
繖山(きぬがさやま)を遠望。麓には、風土記の丘。(安土城跡から風土記の丘へ向かう)12:45
明治18年に建てられた、
モダンな安土駐在所。 12:58
登山口を出発! 13:08
やっと、稜線の合流点に到着。 13:26 西国33寺の名前が。 (27番円教寺) 13:28
おぉ、稜線から視界が拡がる。
西の湖。安土山。 13:44
まだまだ、木段が
続いていくのだ。 13:51
繖山 (きぬがさやま)山頂三角点へ向かって、
まだまだ登っていく。 14:02
途中で、休憩をとりながら、
木段を登っていく。 14:07
木々が途切れると、すばらしい景色!
(琵琶湖・西の湖・安土山) 14:11
もうすぐ・・山頂のようだ! 14:12


 二等三角点のある山頂で記念写真! ここから尾根を少し歩いて、
 急坂の下り。 「観音寺城址・桑実寺」との分岐道を左折。
 西国33寺の32番札所、観音正寺だ。
繖山(きぬがさやま)山頂風景。 14:17
二等三角点
(繖山 (きぬがさやま)山頂) 14:14
記念撮影
(繖山山頂) 14:15
山頂から観音正寺へ、やや下りつつ
稜線歩き。 14:19
分岐点を右折。
観音正寺へ。 14:22
急坂を下り、観音正寺へ。 14:29 観音正寺が見えてきた。 14:35


観音正寺(かんのんしょうじ)は、聖徳太子による開創以来1400年の歴史を持つ。ビャクダンの香り漂う千手十一面観音を拝む。 佐々木六角氏による観音寺城跡を通り、桑実寺(くわのみでら)へと下りる。この寺名の通り、藤原定恵が中国から桑の木を持ち帰り、この地で日本最初に養蚕技術を教えた由緒ある寺である。 石段をどんどん下り、田園の中、旧参道を進むと・・安土駅。駅の横には、城郭資料館がある。
西国33ヶ寺の「繖山(きぬがさやま)・観音正寺」。 14:39
西国33ヶ寺の「繖山(きぬがさやま)・
観音正寺」。 14:38
“えんむすび地蔵尊”へ、橋を渡る。
14:42
「観音正寺」正面から。
きゃらぼくの芳香が漂う。 14:44
寺からは、琵琶湖ぐるりの山々が見える。
 14:50
「観音正寺」 から、「観音寺城址」方面へ出発。
 14:59
「観音寺城跡」。
(佐々木六角が城主) 15:08
ここから、桑実寺の
山林境内になる。 15:08
桑実寺 (くわのみてら・・唐から持ち帰った桑で、
養蚕を始めたのが由来とされる) 。15:35
あそこが、桑実寺の山門。 15:43 安土城郭資料館
(JR安土駅南口すぐ)。 16:18