2012年3月27日 京都市の周りをぐるりと一周する『京都トレイル』のF回目 ・・・いよいよ完走まであとわずか! 槙ノ尾から出発し、西明寺・神護寺とつづく高雄の名寺を味わいつつ、すきとおる清滝川に沿って下る。 清滝川が保津川と合流するのを見届け、六丁峠を登りきって鳥居本に出ると、嵯峨野の歴史の中を満喫しながら嵐山へと向かう。
《高雄・槙ノ尾〜神護寺〜清滝〜落合〜六丁峠〜鳥居本〜嵯峨野〜嵐山》

清滝川が左方から保津川に合流。保津峡の大景観 13:17
 
JRバス停・槙ノ尾で下車。神護寺方面に向かう。 坂道を下りるとすぐ右手に朱欄干の指月橋があり、直進するのだが、ちょっと寄り道。西明寺は、天長年間(824〜834)に創建され、5代将軍徳川綱吉公の生母桂昌院の寄進により再建された本堂がある。落ちついた寺院。もとの道に戻り、標識「北山90」で神護寺。


←地図:クリックすると大きくなります。
標識「北山 87」 槙ノ尾バス停 9:54 槙ノ尾バス停から、西明寺に向かって下る 9:54
右手に、西明寺への朱塗りの「指月橋」 9:57 西明寺への階段を登る 9:59 
西明寺の山門から本堂を覗く 10:01 《樹の花 アケボノアセビ》 
西明寺の山門手前に、ピンク 10:12 (2) 
西明寺から「指月橋」を渡って、もとの林道へと
戻っていく 10:13
標識「北山 89」
(谷山林道の橋) 10:18 
高雄橋。昔は女人禁制だったのだ。
(ここを渡れば、神護寺への参道) 10:23
清滝方面へのハイキング道、
標識がある 10:28 

 
高雄へ来て、神護寺を素通りする手はないだろう。 ということで、往復約40分の見物。高雄山神護寺は、高野山真言宗別格本山。弘法大師空海が住居し伝教大師最澄が当寺で講義するなど、平安仏教の発祥地となった寺院である。
高雄山神護寺への参道。長い石段が続く 10:29 神護寺の楼門。 10:40
神護寺境内 案内図 10:42 和気清麿公霊廟 10:45
高雄・神護寺 金堂 10:47
高雄・神護寺 金堂(左奥に、多宝塔) 10:57
神護寺金堂から、五大堂・毘沙門堂を
見下ろす 10:57
参道を下りる途中、弘法大師の
いわれある「硯石」 11:06

 
神護寺の参道入口に戻り、川に沿って進む。舗装道路が途切れると関西電力。清滝発電所の取水堰堤。橋を渡って清滝川沿いに東海自然歩道を進む。潜没橋(沈下橋)通称・小泉橋を渡ると広場があり、テーブルがあったので、ここで昼食休憩をとった。
関西電力・清滝発電所の取水堰堤を見て、
橋をわたる 11:17
清滝川に沿って歩いていく。
東海自然歩道だ 11:21
清滝川に沿って歩いていく。流れがきれい。
この川は、隆起した土地を削って流れている。 11:22
杉林も茶色。 
花粉が飛んでいることだろう。 11:27
標識「北山 91」
(林道は終点) 11:36
沈下橋 (通称・小泉橋)を渡る。
 川がきれい。 11:39

 
広場から川沿いの道を進む。気持ち良い。一旦、谷に沿って川から離れ(愛宕山頂に至る)月輪寺からの下りの林道に合流。清滝川を下に見ながら林道を歩くと、愛宕山登山口の標識。(この標識を左折して金鈴橋を渡ると、公衆トイレがある)標識を直進すると、つきあたりが愛宕神社・表参道登山口。なにしろ全国の愛宕神社の本宮なのである。左折すると、渡猿橋(とえんきょう)。
沈下橋を渡った広場(錦雲渓広場)で昼食後、
さぁ出発 11:59
春の陽射しを浴びて、
清滝川沿いを歩く。 12:05
清滝川から離れ、支流の谷へ
入っていく。 12:10
標識「北山 93」 (愛宕山・月輪寺から清滝へ
向かう道へ進む) 12:18
標識「北山 94」
(愛宕山登山口の標識下) 12:27
愛宕山登山口 12:27
金鈴橋を渡ってすぐに、きれいな
トイレがある。 12:32
愛宕神社・表参道登山口
12:32
両端に紅白の梅がきれいな、
渡猿橋(とえんきょう) 12:35
標識「西山 1」 
(渡猿橋を渡ると、いよいよ西山) 12:36 

 
渡猿橋を渡ると、いよいよ西山に入る。標識「西山 1」。石段を下り、与謝野晶子の句碑を見て、蛍橋を渡って、清滝川に沿って進む。川面がキラキラと光って春の陽射し。流れがよどんでいるような場所には、きっとオオサンショウウオが居るのだろうと話あいながら歩を進める。丹波と京を結ぶ“米買い道”の分岐とコンクリート橋を渡ると落合。標識「西山 5-1」。落合橋を渡ってトンネルを越え「5-2」を左折すると・・“書物岩”。ここからは、清滝川が保津川と合流する、保津峡の絶景が展望できた!! 滔々と、ゆったり流れる保津川・・。
石段を下りて、護岸の道を進む。
 12:37
黒い御影石に彫られた、
与謝野晶子の句碑。 12:38
細い鉄橋の蛍橋を、右岸に渡る。 
12:40
川沿いの道を進む。木枝が日陰になって
気持ちが良い 12:45
川沿いを歩いていく。 
清流が光る。 12:54
川沿いの岩場を歩いていく。
すべらぬように注意する。 12:59 
ゆったりとした清滝川のよどみ。
オオサンショウウオがいそうだ。 13:01
コンクリートの沈下橋を渡って
左岸へ。 13:10
標識「西山 5-1」 (落合) 13:13 赤い欄干の落合橋を進み、
トンネルに向かう。 13:14
“書物岩”から、保津峡の絶景を眺める。
13:17
落合橋から、清滝川が保津川に合流する
地点を眺める 13:22

 
落合・標識「西山 5-1」に戻り、くねくねとした車道を六丁峠へと登る。単調な登り道の右下に、保津峡を通る鉄橋が見える。登りきると「西山 6」。 ここからは下り道。途中に、嵯峨天皇の皇后・嘉智子(檀林皇后)の嵯峨陵登拝路がある。下りきると大きな鳥居。鳥居本である。標識「西山 8」を右折。 ここからは、愛宕道石畳の両側に、博物館や色々なお店があって、町なみを楽しみながら・・嵯峨野へ吸い込まれて行く。化野(あだしの)念仏寺は、道傍右手にある。
くねくね六丁峠の途中から、
保津峡の鉄橋を眺める。 13:39
標識「西山 6」 (六丁峠) 13:45
この道を行くと・・嵯峨陵 13:51 鳥居本の大鳥居 13:58
鳥居本の趣ある愛宕道の町並み 13:59 化野(あだしの)念仏寺入口 14:04 
いろいろな店を見ながら、楽しみながら愛宕道を
歩いていく。この店は“まゆ”を利用した人形などを
販売している。 14:07 
つきあたり。右折すると、
祇王寺・檀林寺に。左折。 14:15

 
清盛関係で有名な祇王寺、禅の発祥・檀林寺の表だけを見て、分岐に戻り嵯峨野を進む。有名なお寺に行かなくちゃと・・ぶらり、二尊院へ。 紅葉の名所と知られる“紅葉の馬場”の参道を歩き、本堂へ。また小倉山を背にした境内墓地がある。二条家・三条家・・・などの公家、角倉了以・
三条実美などなど。“小倉餡発祥の地”という記念碑もあった!
標識「西山 11」 (二尊院) 14:29 二尊院の総門。角倉了以が伏見城の
“薬医門”を移築したもの。 14:30
西行法師、庵の跡(二尊院境内にて) 14:32 この道は、紅葉の馬場と呼ばれる。(二尊院) 14:33
九頭竜・弁財天堂 (二尊院) 14:35 角倉了以像 (二尊院) 14:40
“しあわせの鐘”と、白梅 14:42 小倉餡発祥の地、記念碑 (二尊院) 14:42 

 
二尊院を見物し、嵯峨野の観光気分を楽しみながら、(落柿舍・定寂光院・小倉池・トロッコ列車嵐山駅・竹林の小径・・・)亀山公園へ。 展望台からは、保津川下りの船が見下ろせる。百人一首の書かれている碑などを楽しみながらぶらぶらと渡月橋のたもとに。 橋を渡り、中之島公園から阪急・嵐山駅へ。京都トレイルも、完走まで、あと1回残すのみとなった。
向井去来の「落柿舍」 14:58 土佐四天王の像 15:00
説明・・常寂光寺 15:03 小倉池の向うに御髪神社 15:10
京都らしい“竹林の小径” 15:13 亀山公園の展望台に向かう 15:16 
眼下に保津川下りの船が見える
(亀山公園・第一展望台) 15:25
標識「西山 20」 (渡月橋へ) 15:43 
ゆったりした時間
(遊覧ボートを眺めながら) 15:45
標識「西山 21」 (渡月橋)いよいよ今回の
終点が近い 15:50 
標識「西山 22」 
(中之島公園) 15:54
標識「西山 24」 (阪急・嵐山駅) 
今回の終着地点! 16:03