日本100名山 九重山
2009年5月3日〜4日  九州本土最高峰の九重山(くじゅう)に登りました。2004年1月18日以来です。前回は、雪の好天ですばらしい景色を見ることが出来ましたが、牧ノ戸峠から九住山(くじゅうさん)への往復。1700m級の10座が連なる火山群の山々の大きさを実感できなかったので、今回は長者原(ちょうじゃばる)登山口から牧ノ戸峠までの縦走。 前日とはうって変わって、曇り&霧の天気でしたが、法華院温泉山荘でのゆったりとした宿泊をはさんで、雄大な九重山を満喫しました。一般的に使われているように、主峰は九住山、全体の総称は九重山あるいは【くじゅう】なので、今回は九重山を使用している。
  日本100名山。 新日本100名山  最高峰・中岳:1791m  
   
色とりどりのテント。坊ガツル・キャンプ場から、中岳(山頂は雲の中)を遠望 14:04

 
1700m級の山々が、10座もあるのです! それが、ひとかたまりの山となっているのです! 今回は、日程の都合でちょっと早かったのですが時期には、ミヤマキリシマのピンクで山々が彩られるのです! 部分部分の写真ですが、全体の大きさが感じられるでしょうか。
朝日台で、朝のコーヒーを。 遠方に九重連山 9:37

九重山:●地図

“九住分かれ”へ下山途中、北千里ケ浜から
登ってくる人々 11:33
硫黄山のすごい噴煙(昔、硫黄採掘場) 12:11
西千里ケ浜の、伸びやかな台地を歩いていく。 右・星生山方面 12:26
すがもり越から、北千里ケ浜分岐へ下りていく (遠方に、中岳・天狗ケ城、右端が九住山) 12:30
北千里ケ浜分岐から法華院温泉へ向う。(正面に左・平治岳、右・大船山) 13:03

温泉・高原観光の中心地・長者原(ちょうじゃばる)登山口から歩いていく。 左に《凸凹の山の形をした、三俣山(みまたやま)》、右に《噴煙をあげる硫黄山(いおうざん)》。 硫黄山は、1995年10月11日に、長い眠りからさめ、割れ目噴火をおこしたのだが、その2年前までは硫黄採掘の産地だったそうな。 その鉱山道路を歩いてゆき、途中でカットして、笹原の中、登山道を登る。
“やまなみハイウエイ”、いよいよ長者原。 
正面左・三俣山、右・硫黄山 10:02
九重登山口。ここから出発。 
左横に、九重地蔵が・・・ 10:45
九重登山口から、舗装路を進む。 
硫黄山の硫黄堀出しの鉱山道路だ 10:50
大きな、砂防ダム堰堤 11:15
砂防堰堤から、左折して、登る
11:18
ササ道の左方には、どっしりとした三俣山
11:21
振り返って、長者原の町を遠望 11:21 ササ原につけられた登山道を登っていく。
遠方に、硫黄山の煙がたなびく 11:24
周りの黒く見えているのは、ミヤマキリシマツツジ。
もうすぐ、すべてピンクに 11:43
硫黄山の硫黄堀出しの鉱山道路に、合流。
 正面は、荒れた三俣山 11:54

噴煙たなびく硫黄山の手前から左折して沢を越え、諏蛾守越(すがもりごえ)に向かう。ごろごろした岩石の登りである。黄色のペンキが頼り。 峠の頂上は、三俣山登山口でもある。 すがもり小屋跡で、昼食をとる。 そこからは、天狗ケ城・九住山を眺めながら北千里ケ浜へ下山。 正面に平治岳・大船山を見ながら、山脇を下りていくと法華院温泉山荘(ほっけいんおんせんさんそう)。 坊ガツルの湿原地を散策して、九重連山の山群に浸り、楽しむ。
硫黄山の硫黄堀出しの鉱山道路を進む。 
正面が、噴煙 11:57
ここから、諏蛾守越(すがもりごえ)は、左へ 
12:02
諏蛾守越(すがもりごえ)には、岩が
ゴロゴロした道を進む (正面は、三俣山) 12:03
諏蛾守越(すがもりごえ)から、
人々が下りてくる 12:07
諏蛾守越(すがもりごえ)に、到着!
12:25
諏蛾守越(すがもりごえ)に到着。 
左は、三俣山登山口 12:25
諏蛾守越(すがもりごえ)茶屋跡。 
右には、鐘 12:26
諏蛾守越(すがもりごえ)から、
北千里へ下りていく 12:49
北千里から、法華院温泉に向かう
12:55
ごろごろした火山岩を越えて、
法華院温泉に向かう (正面左は、平治岳) 12:59
法華院温泉山荘が見えてきた。 
遠方に聳えるのは、大船山 13:08
坊ガツルキャンプ場
(背景は、大船山) 13:51
法華院温泉山荘 14:19
平治岳・大船山に、雲が流れる (法華院温泉山荘より) 18:21

 あいにくの小雨。 山荘前のミヤマキリシマは、少し花開き、ピンク色に全山が覆われるという雰囲気が漂う。 霧が出たり・・とれたりしながら、中岳に登っていく。
《樹の花 ミヤマキリシマ》
(法華院温泉山荘前) 7:45
法華院温泉山荘から中岳へ出発。 
坊ガツル方面を眺める 7:46
白口谷登山口から中岳を目指す 
(危険なところあり・・だと) 7:48
白口谷登山口から上り始める。 
いきなり、急登 7:50
谷間の急登だが。 
振り返れば、新緑が美しい! 8:04
雑木林をくぐりぬけ、やっと
正規の登山道に出る! やれやれ 8:12
中岳に向かって山を巻くように登っていく 
8:18
手前が新緑。
木々のトンネルを歩く 8:23
落石した岩の間を進んでいく 8:36 《樹の花 クサボケ》
(中岳への分岐手前の道縁) 9:28
霧の中を中岳に向かう (一面にミヤマキリシマ。
満開だとピンクで・・) 9:41
中岳・山頂付近。
大岩を登っていく 9:52
中岳・山頂付近。 ロープを頼りに、
岩を越えて登る 9:55
記念撮影
(中岳・山頂 1,791m) 10:03

中岳から一旦下山。 “天狗ケ城”を経由して、主峰・九住山へ縦走す。 九住山・山頂から、九住分かれ(牧ノ戸峠・九住山・北千里ケ浜・中岳・天狗ケ城への分岐点)へ下りる途中、小雨が止んで、九住分かれや硫黄山が少し見えました! 九住分かれ避難小屋で、昼食。
中岳から下山。 下山途中で振り返る。 
次は、天狗ケ城 10:06
ごろごろした岩を縫って、
急坂を下山 10:09
大きく尖った岩を回りこむ。 
あれが、天狗ケ城 10:16
記念撮影
(天狗ケ城・山頂 1、780m) 10:23
天狗ケ城から、広い斜面を下山していく。
10:38
九住山に向かって、稜線を登っていく
10:44
『九住分かれ』からの道と、合流し、
一路、九住山頂を目指す 10:48
九住山頂近く、
岩がゴロゴロ 10:59
一等三角点 (九住山頂にて) 11:06 記念撮影 (九住山頂) 11:08
山頂から九住分かれへの尾根道を下りる。
霧の向こうに、かすかに硫黄山の噴煙 11:21
霧がとれ、北千里ケ浜・
硫黄山が見えてきた! 11:29
霧がとれ、“九住分かれ”や避難小屋が、
下に見える! 11:29
“九住分かれ”下の、
避難小屋にて昼食 11:41

 昼食後、元気になって、牧ノ戸峠へ出発。 雨はないものの、霧状に覆われた中を進む。西千里ケ浜・沓掛山・牧ノ戸峠と、2004年に往復したので、広々とした稜線は、懐かしい。 黒っぽい木々は、ミヤマキリシマツツジ。 もう少し経つと、ピンク色が、この山塊を覆いつくすことだろう。
避難小屋から、 西千里ケ浜へ向かう 
12:21
広々とした、 西千里ケ浜を、
牧ノ戸峠に向かう 12:24
広々とした稜線を、牧ノ戸峠へ向かって
下りていく 12:44
茶色に見えるのが、ミヤマキリシマ。 満開時には
ピンクに埋まり、きれいだろうなぁ 12:52
伸びやかな台地、西千里ケ浜 12:25
正面は、沓掛山  13:16 すべりやすい道。 
最後の昇り降り、沓掛山である 13:23
沓掛山のはしご (下り専用) 13:29 沓掛山から、来た道を振り返る 13:31
沓掛山・山頂 (1503m) 13:34 沓掛山から、牧ノ戸峠方面を見下ろす 13:34
おぉ〜、あれが牧ノ戸峠だ!
 煙は、地熱発電所 13:59
牧ノ戸峠・登山口に到〜着 14:06


2004年1月17日・18日
九重山は別府と阿蘇のほぼ中間にある。別府〜阿蘇間を結ぶやまなみハイウェイがふもとを通っている。主峰は久住山。最高峰は中岳。他に大船山,三俣山、星生山などから九重山群を形成する。星生山の北にある硫黄山からは、 今なお盛んに火山ガスを噴出している。
九重:九重・牧の戸登山口 九重:三俣山が、雪でくっきり 8:20
九重:下に、登山口の牧ノ戸峠 8:30 九重:目指す九住山が見えてきました。9:50
久住山
九重山(くじゅうさん)の山々で、
代表的な山です。
久住山(くじゅうさん)と、書きます。
鋭い三角峰の名山でした
山頂からの景色は、最高!
阿蘇・九重:中岳方面へ雲が走る
(強風地帯)10分程の行程に、
風の通道がありました。
急に風が吹き、冬山に変身。
雲が、あっというまに、
飛んでいきました。
九重登山途中から阿蘇山遠望
阿蘇5山で、左が頭、右が足の
《涅槃ねはん)》 そういわれれば、
霊験あらたな気分に
阿蘇神社
天皇家に次いで由緒ある家柄。
   阿蘇という字は、左は、蘇、右蘓(魚が右)蘓が古文字だそうです。
   
2004年1月17日・18日
 今年最初の100名山報告です。
九州は、ハプニング。
@12日に阿蘇・中岳が噴火→目的の高岳立ち入り禁止、代わりに隣の根子岳へ行き、大雪で時間かかり2/3程の途中で断念。   
A前日に大雪。皆あわててチェーンつける(説明書片手に)も、慣れないので、交通マヒ 
 熊本・大分にまたがる九重(くじゅう)は、山の総称。 久住山(くじゅうさん)は、その内の一つです。
 久住山(くじゅうさん)は、歩くほどに風景が変わり、すばらしい山でした。もう一度、《ピンクで包まれるという、ミヤマキリシマの時期5月末》 《紅葉の秋》 にも行ってみたいものです。
阿蘇のカルデラは世界一と聞いていましたが、久住山頂から眺めると、その雄大さに圧倒されました。
九重:いよいよ、あれが九住山。 9:50 九重:九住山へ歩く。もうすぐ、避難小屋。10:00
九重:久住山頂から、阿蘇カルデラを見る! 10:40 九重:九住山頂!10:45

放牧・・・黒は国産牛  茶色は外国牛だそうです。
九重:帰り道、温度計では、0度でした。13:00