関西100名山 鎌ガ岳
2009年12月1日  鈴鹿山脈の中で、最もアルペン的と言われている鎌ガ岳(かまがだけ)を歩いてきた。 御在所岳(ございしょだけ)と並ぶ姿は、大変魅力的である。 槍のようになった山頂全体が岩峰で形成されており、頂上から続く鎌尾根の険しい山容が、この山を特徴づけている。頂上直下にはブナ林も残されており、豊かな表情も併せ持っている。 色々なコースがあるが、今回は、宮妻峡ヒュッテ付近の駐車場から、カズラ谷を登り、山頂からは、鎌尾根を水沢岳を越え、駐車場へ戻る縦走であった。
  関西100名山。 1,161m。
遠くから・・・四日市市水沢(すいざわ)の池から、鎌ガ岳を遠望 8:10
近くから・・・岳峠・手前から、鎌ガ岳・山頂を見上げる 10:41
東名阪道・鈴鹿ICから宮妻峡へ。水沢(すいざわ)の茶畑から、ギザギザの鎌尾根を持つ鎌ガ岳を遠望する。御在所岳と並ぶ姿は、一方は大きく、一方は鋭く、大変魅力的な山容である。登山口から、すぐに沢を渡る。 カズラ谷コースは、谷の名前がついているが、尾根道である。 沢を2つ越え、登りにとりかかる。杉・広葉樹林の尾根道を登っていく。 やがて、花崗岩やガレが現れる。 ブナが多くなってくると、雲母峰への分岐に。 左に、鎌ガ岳山頂へ向かう。
鎌ガ岳:地図 四日市市水沢(すいざわ)の茶畑から、
鎌ガ岳(左)・御在所岳(右)を遠望 7:52
四日市市水沢(すいざわ)の茶畑から、
切り立った尾根を持つ鎌ガ岳を遠望 8:04
宮妻キャンプ場に向かう途中。 
黄葉の山の奥に、鎌ガ岳 8:24
紅葉の宮妻キャンプ場付近。
駐車場。 8:43
宮妻キャンプ場付近の駐車場から、登山口に向かう。
左は、入道ケ岳登山口 8:43
ここが、鎌ガ岳登山口。 カズラ谷コース 8:47 まずは、沢を渡るのだ 8:48
沢を渡り、雑木林を進む 8:50 岩の間に掘られたような道を、
登っていく 9:01
カズラ谷コースとはいえ、実は、
尾根道コース。 9:10
イヌブナ・ヤマモミジの広葉樹林。
ゴロ岩の間を歩いていく 9:39
馬酔木(あせび)の木が現れた! 
その樹林を登っていく 9:45
花崗岩の砂道を、登っていく
9:47
登っていく道の脇に、イワウチワの
葉が光っている 10:08
花崗岩の砂道を、登っていく。 
横を見ると、鎌尾根 10:10

雲母峰分岐から左へ。 大きい笹をかきわける道を登っていくと、鎌尾根からの道と合流。一旦、山頂方向へ下ると、岳峠。 頭上に覆いかぶさるような頂上岩峰に圧倒される。右側の木々の下のガレ場を登り詰めて、左折。 急坂を登り、頂上! 途中、振り返れば、雲母峰の先に、伊勢湾・知多半島が!横を向けば、下山時に縦走する鎌尾根の峰々が続く!
雲母峰(きららみね)との分岐に到着!
10:17
雲母峰(きららみね)との分岐から、
御在所岳が見える 10:17
おぉ〜、切れ落ちた岩。 
鎌ガ岳・山頂の姿だ 10:29
登り道はきつく、道横のササも
大きくなってきた 10:31
登ってきた道を振り返る。 雲母峰(きらら)
の向こうに、伊勢湾・知多半島 10:41
水沢峠から来た道と、
合流する 10:42
水沢峠きら来た道との合流点から、
岳峠に向かって、坂を下りる 10:42
ここが、岳峠 10:44
岳峠から、鎌ガ岳・山頂を見上げる 10:47
岳峠から、鎌ガ岳・山頂に登り始める。 
横を見れば、鎌ガ岳・下部 10:47
途中で、下を振り向く。 
鎌尾根が続いているのが見える 10:52
山頂近く、横を振り向くと、切り立った岩が・・ 
10:56
岩を登る。 
あと一登りで、山頂だ! 10:58
鎌ガ岳・山頂手前から、雲母峰(きらら)を見おろす 10:58

鎌ガ岳・山頂は、『槍の先』。 祠のある山頂は、南北にやや長い。 展望は、360°! 北方、目の前に、御在所岳。東方には伊勢湾。 西方は、滋賀県の山々。南方は、鎌尾根から伸びていく鈴鹿山脈・・・。 のんびりと昼食休憩。至福の時!
鎌ガ岳・山頂。 北方正面は、御在所岳 11:00
鎌ガ岳・山頂にて 11:00 鎌ガ岳・山頂から、北方の
御在所岳を望む 11:01
鎌ガ岳・山頂の岩から下がるクサリ。 
武平峠からの登山道だ 11:02
鎌ガ岳・山頂風景。 
の〜んびりと、南方・鎌尾根をながめる 11:03



山頂から下山。山頂で知り合ったご夫婦と一緒に、鎌尾根を歩いて水沢峠を目指す。 鎌尾根の最初は、“蟹のヨコバイ”。 細い尾根道を上下する。小笹の尾根道・花崗岩のガレ場・・・いずれも気が抜けない。 大岩のガレ道(ここが衝立岩だと後で知る)を進むと・・・なんと行き止まり。 何度か行きつ戻りつして、クサリ場から西方へ巻きながら、やっと通り過ぎる。
南方には、水沢岳方面への鎌尾根・小岩峰が・・・(鎌ガ岳・山頂から) 11:03
いざ下山。 岩の間をとおる 11:31 岳峠を過ぎ、鎌尾根を進む。
 前には、クサリのある『カニの横ばい』 11:41
クサリのある『カニの横ばい』を
進んでいく 11:42
『カニの横ばい』付近から、稜線と鎌ガ岳・
山頂を振り返る 11:44
細い道の鎌尾根を進んでいく 11:50 ヤセた、鎌尾根を進んでいく 11:53
崩壊地のガレ場を進んでいく 11:56 ササ道を登っていく 11:58
衝立岩(ついたて)岩を下りていくも・・
行き止まり 12:14
細いガレ道を下りていくも・・
行き止まり 12:16

やっとのことで衝立岩を通過し、一番崩れたヤセ尾根を越える。 『キノコ岩』と呼ばれる、風化した花崗岩を登りきれば・・水沢岳(1,029m)。 小休止した後は、下りで、水沢峠。荒れた沢に沿って下っていく。 最後は、沢を横切り、樹林内の登山口へ。林道を駐車場へ。
水沢岳方面への尾根道から、東方を遠望。伊勢湾・知多半島が見える 12:54
やっとの思いで過ぎた、衝立岩(ついたて)
岩の崩壊地を振り返る 12:53
左・三重県側は、崩れ落ちた尾根
12:53
馬酔木(あせび)のあるササ尾根を
進んでいく 12:56
振り返ると、鎌ガ岳を頂点に、
ギザギザの鎌尾根 12:56
にょきにょきと、『キノコ岩』と呼ばれる、
風化した花崗岩・・水沢岳に登る 13:13
『キノコ岩』を登りきる。振リ向けば、先端は槍形の
鎌ガ岳、そこから鎌尾根が続く。 13:16 
水沢岳(すいざわだけ)山頂 
(1,029m)に、到着 13:19
三等三角点 (水沢岳) 13:20
水沢峠に、やっと、到〜着 13:50 荒れた沢に沿って、下山する 13:59
積み上げられた石に導かれ、荒れた沢を
横切って下りる 14:14
林道に到着。
ここが、登山口の道標 14:29
林道の橋の下に、魚がいる。 
横には、きれいな紅葉 14:35
宮妻峡・駐車場に、戻ってきた!
15:13