関西100名山 子ノ泊山
2016年2月21日 三重県の最南端の子ノ泊山(ねのどまりやま)に登ってきた。12支の“子”のつく山は非常に珍しく、『子年』には多くの登山者が他府県から来るが、普段は地元の人が中心だそうな。林道《桐原浅里(きりはらあさり)》線をマイカーで。和歌山県の熊野川側が通行不可になっているため、三重県の桐原から入り、桐原登山口(A)へ。山頂を縦走して、桐原・尾根登山口(B)へ。(B)から林道を歩いて(A)に戻る行程だ。 前日は、熊野市の《里創人(リゾート) 熊野倶楽部》で英気を養う。前日は大雨なのに、当日は快晴!やはり、【晴天大山人】の称号は健在だ。
関西100名山。 907m。
子ノ泊山・山頂風景。 一等三角点もある。 11:45

 
前日宿泊した『熊野倶楽部』を出発。国道311号線から県道35号線を走る。途中で地元の人に場所を確認し、萬蔵寺を越え、林道《桐原浅里線》へ。分岐には表示看板があり、すぐわかった。林道を進み・・鉄ハシゴのある登山口に到着・・したが、地図にある(旧)桐原登山口を通っていないので、これが(旧)なのか(新)なのか?念のため先に進み、桐原尾根登山口があることを確認してから元に戻る。結局、たどりつくまでに2時間経過!
子ノ泊山・登山地図 熊野倶楽部・正面玄関。 8:12
林道までの道を聞きまくって、
やっと林道入口にたどり着く。 9:17
林道桐原浅里線を行く。 9:23 
あそこが登山口?同じ名前の登山口が
あるはずなので、確認の為、先に進む。 9:35
登山口発見!ここは、桐原尾根登山口の
ようなので、元へ戻る。 9:51 
桐原登山口に到着。いざ出発!10:12

 
鉄ハシゴを登り、いざ出発!登り始めたが・・行き止まり!戻って、よ〜く見ると、右先に赤テープ発見。赤テープ地点から改めて出発!いきなり急登・・だったが、しばらくするとゆるやかな登りになり、やがて、分岐点に到着。看板〈←子ノ泊山・山頂 4 〉があり、安心する。 歩きやすい陽だまりの道や、登り坂などを繰り返して・・看板〈←子ノ泊山・山頂 2 〉に到着。
桐原登山口から、いざ出発! 10:12 鉄ハシゴを登って、左へ。行き止まり! 10:13
右側に赤テープを発見し、登りにとりつく。 10:15 急坂を登る。 10:18
急登が終わり、ゆるやかな登り道になる。 10:31 分岐に突き当たる。標識を確認し、左折。 10:35
杉の枯れ枝を踏みしめて登っていく。 10:46 標識が現れると・・ホッと・・する。 10:54
やっと歩きやすい道に。
陽だまりの中を歩いていく。 10:55
道に落ちている花はつばき。見上げると、
赤いやぶつばきの花がきれい。 10:55 
樹が道をとおせんぼ。 10:58 ヒメシャラ、ヤブツバキなどの樹々の間を
徐々に登っていく。 10:59
木の根っこを頼りに登っていく。
左にロープあり。急坂。 11:09
やっと平な尾根に出る。標識『2』。 11:16 

 
尾根道の上下。シャクナゲ原生林に入っていく。5月頃にきれいな花を咲かせる・・はずなのに、蕾が全くなくて、今年は不作年らしい。滑滝となっている沢の上部を渡って、ぐんぐん高度を上げていくと・・山頂!
シャクナゲの原生林に入っていく。 11:16 シャクナゲは、全く蕾なし。
今年は不作年のようだ。 11:17
アカガシ、ヒメシャラ、シャクナゲ。
常緑樹林の尾根道を、気持ちよく歩いていく。 11:17
アカマツの大木が連なっている。 11:20
小さい沢を渡る。沢は、なめ滝となって流れ落ちていく。 11:23
沢を渡った所に標識が《1》。
あと高度差約100mか? 11:24
木の根が張った尾根道を、
高度を上げていく。 11:26
尾根道の高度がぐんぐん
上がってきた。 11:35
シャクナゲの季節は5月だというのに、
全く蕾を持っていない。 11:39 
明るくなって来た。もうすぐ山頂か? 11:42 おぉ、もうすぐ山頂だ。『山頂だ!』の
声が聞こえる。 11:43 

 
山頂! 南方の七里御浜や熊野灘を見渡す。 北方には東紀州の山々や、はるか大峰の展望を楽しむ。 看板と一緒に《ばんざい!》と叫ぶ。 下山は、山頂から下りると作業道が続く。途中、標識の分岐で左に折れ、尾根道を上下する。尾根にある七十五人塚は「源平合戦で敗れた赤井蔵光と、その一族郎党の慰霊塚」と言われている。ちなみに、この山塊は蔵光山(ぞうこうざん)で、主峰が「子ノ泊山」。
子ノ泊山山頂から、熊野灘を遠望する。 11:45
記念写真 (子ノ泊山・山頂にて) 11:47 山頂から浅里辻めざして下山開始。 11:51
急坂を下りていく。 11:54 立派な作業道がついている。 11:57
作業道の途中に、林道への標識あり。
左方を登っていく。 12:00
小ピークに到着。 12:02
小ピークから、尾根道を下っていく。
12:04
七十五人塚。 12:12 

 
七十五人塚のある尾根道を進んでいくと、浅里辻の分岐に到着。 (直進する先の浅里登山口に行く登山道は、崩壊地点があるため、通行禁止)小休憩して、左に折れ、桐原尾根登山口に向かう。山腹を横切り、苔の付着する岩の間をぐんぐん下りて行くと・・・登山口。
細い木々の間を歩いていく。 12:21
苔むした岩が多くなる。細い尾根道。 12:21 浅里辻に到着。 12:21
浅里辻に到着。小休止。その後左方の桐原尾根登山口に向かう。 12:26
細い木々の間を歩いていく。 12:21 造林帯を下りていく。 12:42 
ゴロゴロとした、岩に苔が付着している。 12:58 苔むした樹、木橋 を渡っていく。 12:58
桐原尾根登山口に到着だ! 13:03 桐原尾根登山口に到着! 13:03

 
登山口(B)から、林道を(A)に向かって、ぶらぶらと歩いていく。車で見る景色と違って、道横の岩も柱状節理の大岩がにょっきりと、迫力がある。 林道に山からこぼれ落ちた小石を横にどけながら最初の登山口へ。
林道を、桐原登山口へ歩いていく。
道横には、すごい大岩がむき出し。 13:10
道傍に、たまご石のようなのが、ゴロリ。
(林道を歩いていく) 13:16
あの尾根から登っていったのだ。 (林道を歩いていく) 13:23
桐原登山口に到着!。 13:30 帰路、上桐原(棚田を利用した果樹園などがある)
から、子ノ泊山を遠望する。 14:04 
  帰路は、国道311号線から県道40号線を経由して169号線へ。
  途中の景色の一部をおまけします。
御浜町の萬蔵寺。萬蔵寺入口のお地蔵さま。 14:16 丸山千枚田の中央にある大岩 14:47
丸山千枚田の風景14:38