甲斐駒ケ岳
県の西域に連なる南アルプス連峰の北の主峰をなし、標高2,967メートルに及ぶせん(閃)雲花こう岩から成る山地である。その北西側は断層がい(崖)で、急斜面を呈し、釜無川に低下する。この花こう岩の貫入は地質上、中生代白亜紀とされ、造山運動を激しく受けて、いまなお高く険しい山岳をつくる。周囲には、壮年期の地形が発達し、谷壁も急で、山頂やや南には摩利支天の奇峰がそばだつ。この花こう岩は、周囲の地層に接触変成作用を与え、美しい貫入片麻岩などがつくられている。山梨県白州町、長野県長谷村。1997(平成9)年、山梨百名山に選定。
 
●周辺おすすめ情報
  
    ロッククライミング
        尾白川・黄連谷などの沢ルートはロッククライミングのルートとして知られる
摩利支天、駒山頂を遠望
直登ルートから見上げた山頂
仙水峠手前 岩はすべて氷水破砕で発生
山頂への直登に花
山頂付近から向いの甲斐駒ケ岳を9:34
仙丈岳から:紅葉の甲斐駒ケ岳11:34
登り疲れた時に、必ず花が。コイワカガミ  ハクサンイチゲ
2004年6月27日
 甲斐駒ケ岳(かいこまがたけ)に行ってきました。
甲斐駒は南アルプスの端で、JR中央線では、高く尖った三角形で現れます。
“甲斐駒”と親しみを込めて言われいますが、長野県側の呼び名は“東駒ケ岳”。
こういう呼び名は、初めて聞きますが、山梨の山と思われたくない
という意地が、ちょっぴり見えますね。
  この甲斐駒ケ岳は、火山でできたのではなく、海底から盛り上がった
のだそうです。
高知の四万十(しまんと)と続いているそうで、自然の大きさに感動します。
仙水峠手前の写真に写っている岩・・溶岩の流れではなく、岩が氷や
水で割れ、長年の間に、このような形づくられたものだそうです。
やがて、砂になるのでしょう。
  急登を続けて、疲れたとき、必ずそこには高山植物があり、
疲れをとってくれました。 数えたら、約30種類もありました。
コイワカガミ イワウメ
シナノキンバイ 村営バス停車、これが“ニョホウチドリ”です