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標高 飯豊山2105メートル 大日岳2128メートル 二王子岳1420メートル
北股岳 2025メートル
位置 新潟・山形・福島県境 飯豊山地
飯豊山というより飯豊連峰と呼んだ方が適当かも知れない。
古くから信仰の対象となり、飯豊神社のある飯豊山の背後には、三県にまたがる山塊が控えている。飯豊という個性的な山名。左右に幾筋も伸びた長い支脈、それからその間に深く刻みこまれた多くの谷々。方四十粁に及ぶというこの大山塊には、まだ無限の秘密がひそんでいるように思われた。高山植物も豊富で、特産種のイイデリンドウ他、チングルマ、コバイケソウなどが見られる。
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2006年8月13日〜15日、新潟・福島・山形の県境にある、大きな飯豊連峰へ行ってきました。私にとって、東日本で最後に残った飯豊連峰。
(13日の朝7時から約20分間雷が通りましたが)その後は、すべて快晴!
晴天大明神さまさまの援護のもと、圧倒的に多いお花を見て、歩いてきました。
13日は、夜行バスの疲れもあり、三国岳までは、長く辛い登りでした。
剣が峰の岩場登りで、ふくらはぎを痛め、びっこで歩きましたが、だんだん花の種類が多くなり最後の切合小屋の手前では、マツムシソウの群生に出会い、疲れも吹っ飛びました。
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信仰登山の雰囲気が漂っています
5:34 |
中十五里 雷により退避
7:28 |
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三国岳への分岐
9:47 |
三国岳登り、急な岩場が続く
10:35 |
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三国岳小屋に到着!
11:16 |
やっと、切合小屋に到着
13:16 |
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14日。 いよいよ縦走です。
飯豊本山から御西(おにし)岳まで。ツアーの皆は、大日岳までの縦走でしたが、昨日の足故障で、無理せず御西小屋までにとどめました。
朝日に輝く登山道を出発し、グーンと高くそびえる飯豊本山までの登り、上りきってからの稜線縦走。 どこでもお花が一杯で、春から初秋までの花をめでながら歩きましたので、疲れは、吹っ飛びました。
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朝日を浴びて出発(正面・大日岳)
5:29 |
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切合小屋・高台から、朝の連峰を (パノラマ) 5:55 |
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マツムシソウの咲く道を、
飯豊本山(左)に向かう 5:56 |
高度上がり、大日岳が横へ見えてきた
7:07 |
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登ってきた道を、振り返る
7:07 |
飯豊山神社を過ぎ、飯豊本山へ一路
7:26 |
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飯豊本山・頂上の、記念撮影です
7:43 |
マツムシソウの群生の中を御西岳へ
8:39 |
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皆が大日岳を往復した3時間の間、御西(おにし)小屋の周りをうろうろし、花や景色の写真を撮って、楽しみました。飯豊特有の花、マルバコゴメグサや、イイデリンドウなどを含め、歩いていては見つけられない花々を、たっぷりと見ることが出来ました。
飯豊では、南斜面に雪渓が残っています。(それだけ、冬季は豪雪地帯なのでしょうが)雪渓から、水蒸気が立ち上り、雲・霧になって、歩く我々に冷気!あの冷たい水の、おいしかったこと!雪渓の溶けたあとには、チングルマやアオノツガザクラなどが群生し、まだ、春なのだという実感でした。縦走路では、(夏の終わりに咲くという)マツムシソウが、一杯咲きほこり春の花と、対照的でした。
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左ウメバチソウ と、
右 マルバコゴメグサ 9:56 |
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奥イイデリンドウ と、
手前オヤマリンドウ 10:00 |
大日岳方面から、
御西小屋方面を 10:04 |
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御西(オニシ)岳から、烏帽子岳方面を (パノラマ) 10:22 |
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チングルマの群生・・
ここはまだ春 13:21 |
飯豊山神社 13:56 |
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御秘所(おひしょ) 女人禁制を破った女性が
岩にされた・とか 14:48 |
やっと、下に、
切合小屋が見えてきた 15:08 |
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15日。 今日は、下山の日。
朝日に輝く、蔵王連峰・朝日連峰・吾妻連峰・磐梯山を、ワイドに楽しみました。
快晴の中、ウキウキと歩きましたが、さすがに登山口に到着したとたん、暑さと疲れで、“ビール! 風呂〜!”
とさけんでおりました。
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日の出。 向こうは、吾妻連峰と
安達太良。(切合小屋) 4:35 |
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朝日を浴びる飯豊連峰
(正面・大日岳) 5:06 |
朝日を浴びて、さぁ下山に出発
(切合小屋・上) 5:23 |
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磐梯山が正面に、左・安達太良山
(種蒔山付近) 5:42 |
三国尾根を下山します。
7:13 |
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三国小屋から、飯豊連峰を (パノラマ) 6:48 |
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上十五里で、一休み 9:14 |
やっと登山口 (御沢の杉)に、到着
10:13 |
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マツムシソウの咲く中を、朝日を浴びて出発
(正面・大日岳) 5:28 |
マツムシソウの群生の中を御西岳へ
8:39 |
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雪渓を眼下に、御西(おにし)岳へ
8:40 |
マツムシソウ・フウロの草原を、
御西(おにし)岳へ 8:42 |
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御西小屋から、烏帽子岳方面を
10:16 |
ニッコウキスゲ・・もうすぐ飯豊本山・神社へ
13:47 |
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雪渓の横を行く。周りは、チングルマの群生・・ここはまだ春 13:20
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飯豊は、お花の山としても、非常に有名。
それも、1種類の花が、広々としたお花畑をつくっている!
稜線を、わがもの顔にのし歩き、高山植物を見て楽しむ。
やはり、飯豊は、イイデ!!
写真に撮ったお花は、なんと“47種類”も、ありました。
その内から、いくらかを。
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ウサギギク (種蒔山付近)
13:01 |
シラネアオイ(種蒔山付近)
13:02 |
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マツムシソウ (御西岳手前)
8:38 |
ミヤマキンポウゲ (御西小屋横)
9:06 |
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ハクサンコザクラ
(御西小屋下・雪渓にて) 11:22 |
左カタネコウゾリナ と
ミヤマホツツジ 9:50 |
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チングルマの群生・・
ここはまだ春 13:21 |
ヒナウスユキソウ(飯豊本山中腹)
6:46 |
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ニッコウキスゲ (駒形山すぎ)
8:19 |
やっと会えました、イイデリンドウ
(飯豊本山手前) 7:30 |
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マルバコゴメグサ
(●飯豊特産・御西小屋付近にて) 9:51 |
ハクサンフウロ (御西小屋付近)
9:58 |
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ヨツバシオガマ (御西岳付近)
12:32 |
ムカゴトラノオ (多くの草原で)
13:50 |
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